【New York特集】“オールド”ニューヨーク&“ニュー”ニューヨークで見るブランディング

アメリカという国は建国から240年。じつはまだまだ歴史が浅いんです。

ですからアメリカ人は歴史のあるヨーロッパや日本の文化が大好き。

歴史が浅いからこそ他国の文化を取り入れようとか、文化を作っていくことに非常にアグレッシプですよね。

今回はそんなアメリカ、ニューヨークの今と昔を感じる飲食店をのぞいてみましょう!


keens steak house

72 West 36th Street New York NY 10018

なんと創業1885年。

タイムズスクエアからもさほど離れていない中心地にあります。

外観は一瞬?ここ?という感じですが、一旦店内に入ると。。。

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重鎮。。。

インテリアは当時のものでしょうか?古いんですが手入れがきちんと入っているので重厚感があります。歴史を実感しますね。

メニューにはお店の歴史が書いてあります。

クラシカルで上品なデザインがぴったりです。

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伺ったのはランチタイムだったので上記はランチメニューですが、ディナーではオイスターも食べられるみたいです。

そしてお肉は今日本でも増えているドライエイジングビーフのステーキ。

 

老舗ならではのメニュー構成もシンプルですね。

天井にはパイプがぎっしりとかざってあります。その数なんと9万本!

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説明文によると、このパイプは華奢で折れてしまうので、持ち歩くには向いていなく、会員制でこのお店に預かってもらっていたみたいです。このお店はサロンのような役割を持っていたのかもしれませんね。

このパイプ会員には、ルーズベルト、ベーブ・ルース、アインシュタイン、JPモルガン、マッカーサーなど名だたる名前が連なっています。

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私たちが注文したのはPrime Porterhouse for Two  $99

サーロインとヒレが一度に食べられるkeensの名物ステーキ(二人前)です。

やわらかい!!美味しい・・・至福です。

日本のステーキって脂の「サシ」を味わうステーキが多いのですがアメリカでは「サシ」はあまり好まれていなく、「赤身」の味を楽しみます。

ステーキソースもいただいたのですが、塩胡椒だけのシンプルな味付けの方が美味しいです。お肉の質がいいんですね。よくアメリカの肉はカタイ!というイメージがありますが全然そんなことなかったです。

↑写真ステーキの左側の部分、骨の部分なんですけど、これお持ち帰りできるそうです。こちらのお店を紹介してくださったAさんは骨についたお肉をこそげとって、ガーリックチャーハンにしたりするとめちゃくちゃ美味しいと教えてくださいました。そんなサービスもうれしいですね。

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食事が終わったタイミングでデザートと飲み物のメニューが出てきます。

ウエイトレスさん、ここ!という絶妙のタイミングで声をかけてくれる。こんな重厚なお店なので正直かなり緊張していたんですが、押し付けがましいとか冷たい感じが全くなく、かといってくだけていない。老舗らしく品よくフランク。こちらの質問にもきさくに答えてくれました。さすがサービスの質もすばらしい!

そんな店員さんにお店の店内撮影許可してもらい3階へ。いろんなガイドブックにものっているお店なのでさすが観光客慣れしていますね!

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本当にどれもクラシカルで素敵!!

ひとつだけ残念だったのが席と席が近かったこと。結構きゅっと詰まっています。

でも、実はこちらのお店、そんなにお値段が高いわけではないんです。私たちが食べたステーキも2人前とありますが3人前くらいは十分ありますし。席が若干つまっているほうがかえってにぎやかでいいです。重厚感はあるけど冷たくなく、老舗ならではのあたたかみを感じることができたのはこういうところなのかもしれません。

クラシカルな“オールド”ニューヨーク、私はとっても好きです!

 


 

続きましてご紹介するのは、私が個人的に好きな洋服ブランド、5番街に出来た「ラルフローレン」のフラッグショップ内のコーヒーショップ。

Ralph lauren

711 Fifth AVE.

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こちらのお店、一見洋服屋さんなのですが、2階のレディース売り場のセーターの棚のとなりに。。。

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なんとカフェが!!

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かわいい!!

 

ラルフローレン好きにはたまりません。

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私はこちらのオリジナルコールドプレスジュースをいただきました。

約9ドル。た、高い。。。

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ここでひとつ、コールドプレスジュースってご存知ですか?

専用の機械を使った、要は野菜ジュースなんですが、市販されているたいていの野菜ジュースはいくつか野菜をしぼったものに、フルーツジュースをまぜてつくっているものがほとんどなんです。ですがコールドプレスジュースは野菜をその名のとおりプレス(圧力をかける)して作ったもの。商品によって違いますが1キロ〜の野菜をきゅっとプレスして作っているので栄養素が段違いに摂れるんです。

日本でも取り扱い店が増えてきていますね。

しっかりトレンドのジュースをブランドオリジナルのパッケージで販売しているところが、さすがアパレル店ならではですよね。

最近、アパレル業界がカフェやレストランを多く出店しています。

グッチ、アルマーニ、クリスチャンディオールといった一流ブランド、ジャーナルスタンダード、ロンハーマンといったセレクトショップなど。

ブランドカラーを表現するのにもっとも最適なのが飲食店なのかもしれません。

 


 

 

最後にご紹介するのは、ニューヨークの新コンセプトレストラン

chefs club シェフズクラブ

275 MULBERRY STREET NEW YORK, NY 10012

こちらはコンセプトが非常に変わっています。

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(Photo by chefs club homepage)

こちらのお店は、Food & Wine Magazineという雑誌が主体になり、毎回4人のシェフを起用し、お料理を決定します。そのため起用されたシェフによってお料理が毎回異なるんです。またそのシェフたちはこのレストランでインスパイアされたことを自分たちの店でまた表現していくという、革新的なレストラン形態となっています。

店内も有名なクリエイターが作ったということで開放的でめちゃくちゃおしゃれ。お店のテーマをぴったりと表現しています。

私たちが伺ったときは、アメリカ料理。

人数が多かったため、アラカルトでは選べずプリフィックスコースに。

一枚ものの皮でしつらえてあって焼き印でお店のロゴが押してあります。

シンプルながら素材やカタチにこだわったメニューブック。

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シンプル!!なメニュー。

でも紙もいい紙を使っているので安っぽい感じは全くありません。

むしろ高級感ありです。

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3種類から選べるメインうちのポークチョップ。

あっさりしているけどしっかりとした味付け。素材をきちんと味あわせてくれました。

 

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薄暗い店内でしたが雰囲気も十分、おすすめされたワインも美味しかった!

シェフ同士の交流でレストランの味をもっと高めていこうという新しいコンセプト。

こんな斬新なレストランなら私たちもなにかインスパイアされるのではないでしょうか?

 

常にトレンドを発信するアパレルが仕掛けた飲食店と革新的なコンセプトの飲食店。

まさに“ニュー”ニューヨークを表現する2店をご紹介致しました!

 


 

 

いかがでしたでしょうか?

古いものも新しいものも受け入れるニューヨーク。

伝統を守るのも、新しいものを創り出してしていくのも、両方とも難しく面白いですよね。

今回3店舗を訪れて、3店舗ともにお店のコンセプトの表現力に驚愕しました。

お料理の質は言うまでもなくお店の核として大事なのですが、それを「誰に」「どんな風に」「誰と」「どんなシチュエーションで」「何を目的に」食べてほしいかがしっかり伝わってくるんですね!これがブランディングですよね。

そんなことを感じさせてくれた“オールド”ニューヨークと“ニュー”ニューヨーク。

あなたはどちらのニューヨークがお好きでしょうか?

 

 

 

 



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