お茶の博物館!?「American Tea Room」

近年開発が進む、ロサンゼルスのダウンタウン・アートディストリクト。元々工業地帯だったことから、建物にはグラフティーが施され、ニューヨークのブルックリンを彷彿とさせる町並みになっています。

ファンシーなカフェが次々とオープンしているエリアですが、その中でも注目してるのがココ!「American Tea Room」

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世界中のお茶が飲める、というコンセプトのカフェですが、単に味わうだけでなく、“お茶のギャラリー”とでもいうような、エンターティメント要素で楽しませてくれるお店です。

店内外に設けられたテラスエリアは、無機質なコンクリートとオーガニックなガーデニングを融合したコンテンポラリーなインテリアですが、テーブルの上にガラスで囲われた暖炉が設置されており、どこか日本の囲炉裏をイメージさせます。


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店内はやはりお茶をほうふつとさせる緑とナチュラルな木、そしてお茶の色にも思える流行のインテリアカラーであるゴールドがアクセントとして使われており、モダンでシックでありながらも和やかな雰囲気。また、壁に飾られたアメリカのフォトグラファーが撮影したというアジアの風景や芸者の写真が、よりエキゾチックな空間を生み出しています。

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店内に入ってまず最初に目を引くのが、壁にずらりと並べられた販売用のお茶。日本のお茶も目にすることができます。テイスティング用に用意されたBliss Green(ブレス・グリーン)という名前のお茶を試飲すると、緑茶をベースとしながらもフルーティな甘いフレーバーで、うっとりするほどの味わい。

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また、店内の一角に“TEA★ZONE”というセクションがあり、ここで自分の好みのお茶を見つけることができます。コルク瓶に入ったお茶を手にとって香りを楽しむこともでき、それぞれの瓶に張られてあるバーコードをスキャンすると、壁に設置されたモニターでお茶の詳細を見ることができます。このモニターはタッチパネルになっていて、画面に触れながらお茶の種類、詳細を検索していくことができます。ちょっとしたお茶の博物館のようですね。

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アールグレーやピーチティーのような香りのいいお茶が好き、と店員さんに告げると、“Peach Oolong(ピーチ・ウーロン)”と“ Ambrosia(アンブロジア)”というお茶を筆者のために選んでくれました。また、テイスティングしたBliss Green(ブレス・グリーン)は冷たかったので、暖かいものを味わってみたくてホットを注文。

“Peach Oolong(ピーチ・ウーロン)”はその名の通り、桃の香りがするウーロン茶ですっきりとした味わい。Ambrosia(アンブロジア)”は、洋なしとマンゴーがミックスされており、甘みの中にも少し苦味の混じったキレがある風味です。ホットのBliss Green(ブレス・グリーン)は甘い香りが一段と引き立ち、暖かい湯気に包まれて、ああ本当に今日はここに来てよかったと幸せな気持ちに包まれました。

日本では友人とカフェに行くとき「お茶しよう」と言いますが、欧米では「Let’s have coffee.(コーヒーしよう)」と言います。アジアでは遠い昔、川の水を消毒して飲むために、沸騰してから木の葉で香り付けをして飲む習慣があり、それがお茶の始まりと言われているそうです。近年日本ではお茶よりもコーヒーの方が普及しているかもしれませんが、やはり私たちのルーツはお茶からきているのでしょう、ガラスのカップに揺れる金色の液体は筆者の心をすっかり和ませてくれました。

お茶の魔法にかかったような、そんな午後を演出してくれた「American Tea Room」。ダウンタウン以外にはビバリーヒルズとニューポートビーチに店を構えているようで、アメリカに店舗を広げた後は世界進出も考えているとか。お茶の国でもある日本に上陸するのも、そう遠くはないかもしれませんね。もし友人がロサンゼルスに遊びにきたら連れて行きたいお店がまた増えました。

「American Tea Room」

909 S Santa Fe Ave Los Angeles, CA 90021

http://www.americantearoom.com/

 



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