これぞアメリカ流おもてなし? 好み通りに料理がカスタムできるSTACKEDレストラン。

アメリカ流おもてなし? 何でもありのカスタマイズ

日本で「おもてなし」という言葉が流行したのは数年前のことですが、
アメリカでは日本のような「おもてなし」は味わえないの?
いえいえ、それは必ずしも正解ではありません。所変われば品変わる。
アメリカにはアメリカ流のおもてなしがあるのです。

人種、文化、宗教、言語、いろんな人や物が混ざりあって成り立っているアメリカ。
宗教上の理由で牛肉や豚肉が食べられない人、ベジタリアンやビーガンの人、
食物アレルギーがある人など、食習慣は十人十色です。
アメリカの飲食サービスでは個人の好みにいかに応えるか、という点に
重きをおいているように感じます。
そのせいか、日本でよくある便利なセットメニューは
アメリカではあまりお目にかかれません。

日本がどこへ行っても一定の水準を得られる、マニュアルを徹底したサービス
であるならば、アメリカのサービスはサーバー任せ
いかに機転の効くサーバーにあたるかが外食を楽しい物にするかしないかの分かれ道。
どのサーバーさんもチップが大事な収入源ですからお客さんを喜ばせることに
余念がありません。

大手チェーン店のマクドナルドやバーガーキングでさえ
「ピクルス多めで玉ねぎ無し、マスタード抜き、
ケチャップは多めでマヨネーズも追加ね〜」
などというわがままな注文なども聞いてくれます。

試しに日本で同じことを頼んでみた時の反応ですが、
「少々お待ち下さい。店長に聞いてきます」でした。(笑)

このアメリカ流カスタムメイドのサービスをデジタル化したのが
STACKEDという名のアメリカンレストランです。

大手レストランチェーンBJ’sが手掛ける新しい業態。

実はこのSTACKEDは、アメリカではすでに定評のあるカリフォルニア・
ハンティントンビーチに本社を置く BJ’s Restaurantsの創業者が
2011年から手がけたレストラン。

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テーブルにはipadが設置してあり、顧客がハンバーガー、ピザ、サラダ、
サンドイッチなどの料理を、多様なバンズ、トッピング、ソースの中から選んで、
好み通りにカスタマイズすることができます。

以前、別会社が運営するuWinkという名のデジタルオーダーを導入した
ハイテクレストランがあったそうですが2010年に閉店に追い込まれています。
その失敗を参考にしてか、STACKEDではサーバーによる注文も受けて
いるので、ipadが苦手な人でも従来通りのスタイルで食事が楽しめます。

テーブルのipadを使ってカスタマイズ開始!

メニューは典型的なアメリカンスタイル。
チキンウィングなどの前菜、サラダ、サンドイッチに続いてハンバーガー、ピザ。
この店でちょっとおもしろいなと思ったのはマカロニ&チーズの種類の多さ!
マカロニ&チーズはアメリカンキッズが小さい頃から食べ慣れている
アメリカ版おふくろの味です。

席につくと、ごく普通にサーバーさんが来てくれました。
このお店が初めてだと告げると、まずテーブルに設置してある
パッドの使い方を説明してくれます。

↓デジタルメニュー以外に、通常通りのメニューも用意されています。

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Beverages、Appetizers、Burgers、Sandwichesなど
注文したい商品をタッチしてカスタマイズが始まります。

↓Beveragesを押した時の画面

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↓Mac’n Cheeseを押した時の画面

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↓Burgersを押した時の画面。ではここからカスタマイズしてみましょう。
メニューの中から、ベースとなるハンバーガーの種類を選びます。
今回はGhost Pepper Cheeseburgerをチョイス。

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↓たくさんあるバンズの種類の中から好みのものを選び、
次に間に具を挟んでいきます。炭水化物を取りたくない人のために、
レタスラップも用意されています。

すでに基本の具は入っているので、あとはそれに足したり引いたりして行くだけ。
左側はすでに入っている具材、右には現在入っていないトッピング類。
これらを指でドラッグ(引っ張って)して左側に移動すれば
自分のハンバーガーにどんどん具が増えていくというわけです。

バンズの中に入れたくない時は、画面右下にあるOn Sideというキーを押せばOK。

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ただしトッピング数にはリミットがあるので、入れ過ぎると
これ以上足せないという注意書きが出てきます。
逆に抜きたい具材がある場合は、左の画面から掴んで
右に移動すれば削除完了です。

ぶつぶつ言いながら注文をインプットしていく筆者。
ようやくハンバーガーとマカロニチーズの2品のカスタマイズを終える頃には
かなりの時間が経過しており、まるで大仕事を終えたあとのような爽快感。(笑)
パソコンになれない方にはかなりきつい作業かも?

↓筆者がカスタマイズしたGhost Pepper Cheeseburger。
注文通り、ポテトチップスとマヨネーズは中に入れず横に添えてあります。
注文大成功!!

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↓ロブスター入りマカロニ&チーズ。
お子ちゃまの食べ物かと少々馬鹿にしていたものの、ゴロリとした
大粒のロブスターが入っており、ちょっとしたご馳走に仕上がっていました。
とろりとしたチーズとシーフードの濃厚な旨味。目からウロコの美味しさでした。
これはまた食べに来たいかも、、、

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↓「お会計お願いしま〜す!」元気にサーバーさんに声をかけると
「もしよければパッドでご自分でお支払いもできますよ」との返事。
あはは、、、本当だ。チップの計算をしてもらえるのも助かります。

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こうして筆者は初Stucked体験を終えたのでした。

日本でもパッドで注文を取るスタイルは一般的になりつつありますが、
ここまで細かく注文を指定できるのは見たことがありません。

2020年に東京オリンピックを控え、今後ますます外国人客が増えていくことを想定すれば
こんなサービスのあり方も大切かもしれませんね。

Stacked – food well built
7490 Edinger Ave
Huntington Beach, CA 92647
Tel: 657-845-2100