大阪キタ エリアで見つけた、初めて尽くしの食体験レポです

以前に大阪キタエリアの赤提灯特集を行いましたが、最近目にしました本にも提灯の魅力が語られていました。提灯は看板やメニュー以外にも店頭で得れる貴重な情報源であり、赤色・白色とでその効果も違うと文中にありました。

赤色の提灯が持つイメージは大衆性であり居酒屋に限らず、焼鳥、おでん、ラーメンといったお馴染みの顔ぶれが連想されます。一方、白色は食欲をかき立てる赤と違って、静かで清潔な印象を与えます。そのため、新鮮な海の幸が食べれる店やあっさりした日本料理の店などが連想されます。

今回ご紹介するお店はこの赤と白の要素を兼ね備えるハイブリッドなお店であります。ハイブリッドと言うか、和洋折衷というか、とにかく始めて尽くしの体験でしたのでご覧ください。


ODEN シルブプレ♪

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大阪は北区角田町にありますこちらのお店は一見すると立ち飲みのワインバルかと思わせる外観ですが、ファサードに書かれた『ODEN』の文字に早くも只ならぬ予感が走ります。

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フレンチおでんとワインが楽しめるお店 赤白(コウハク)さんです。赤・白の提灯は無いかわりに名前そのものが赤白が入ります。看板からも日本のおでん(赤)にフランス(白)のエッセンスがインスパイアされたお店ってことでしょうか?初めて聞く組み合わせに早くも期待が高まります!


19時台のまずまず早目の入店にも関わらず、店内はワインを酌み交わすお客さんで溢れていました。店内物色は程々にして気になるメニューをチェックします。

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そこには日本の大衆性は全くみられず、フレンチ食材を冠とするメニューが並びます。合わせるワインも豊富です。フランス(白)が優勢な序盤戦でありますが、フードメニューの内容はと言いますと。。。

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私が知っている『おでん』はこちらにも身を潜め、フランス色に洗練されたメニューが並びます。

例えば、 フランス産鴨 葱生姜巻 ♦バルサミコソース♦ 580円

名前もそうですが、頭はフランス料理になっているため580円という価格に違和感を覚えます。一通りメニューを眺めた後、スタッフさんからのおすすめも聞き、ファーストオーダーをチョイスしました。

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大根 ~ポルチーニクリームソース~ 140円

運ばれてきたのは店頭看板にもありました、大根 ~ポルチーニクリームソース~ 140円です。ソースを纏うだけで定番の大根はこうも変貌するとは!日頃からのギャップに加え気品さえも漂う見た目に早くも驚きです。3人でシェアするためにスプーンを通すと、スーっと通ります。ポルチーニソースと和出汁が絶妙に混ざり、口の中でフワ~っと広がり美味であります!

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香草スモークサーモンソース 140円

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フランス産鴨 葱生姜巻 ♦バルサミコソース♦ 580円

美味しい料理は人を饒舌にさせますが、無口にもさせます。黙ってモクモクと目の前の料理とワインに浸る。角田町で感じるフランスのまどろみ。贅沢な時間です。

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豚ロースしゃぶしゃぶ♦赤ワインりんごポン酢♦ 480円

ポン酢が豚肉の甘さを引き立たせゴールに導いてくれます。またりんごの絶妙なアシストに病み付きになる一品です。こんなに楽しめて480円は驚異的です。

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♦あっさり-ODEN- 牛テールだし麺♦ 580円

しっかりと〆の麺がメニューにあるのを見て、見も心もホットさせてくれます。あっさりとしたおだしにコクのある牛テールを一つまみして食べれば〆なのにおかわりしたくなる美味しさです。


全体を通じて感じたことですが、どのメニューもソースが主役と言える程、個性が際立っていました。その主役をしっかりと支えるのが『おでん』であります。掛け合わせる事はごまかすことでは無く、どちらも卓越した料理技術があって初めて生まれる感動なのだと感じました。赤白どちらも無くては成り立たない、二つで一つのお店でありました。


参照:ひとり外食術  好きなものを好きなときに好きなようにたべる 日経BP書店

 



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