メニューの匠が行く、大改造しなくても劇的ビフォーアフター

ちょうど1年前に、提案から納品までさせて頂いたうどん屋さんに先日訪問させて頂きました。

 

何かを変えたいが、何を変えて良いのか分からない……

 

漠然とした集客へのお悩みを持たれているものの、

課題の根っこは中々内側からは気づきにくいものです。

 

今年で39年目を迎えられる老舗うどん屋さんでの事例を今回はご紹介させて頂きます。

 

うどん激戦地、大阪第2ビルで老舗のうどん屋さんをビフォーアフター

大阪を代表するうどんの名店が、大阪駅前第3ビル地下2階を中心にひしめきあっています。日本一のうどん超激戦区と言っても過言ではないこの場所に、古くより稼業を営むうどん屋さんがあります。

 

取材協力店舗様

さぬきうどん 四国屋 駅前第2ビル店

 

 

 

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気になるけど、入り難いお店
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Before

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2015年2月時点での店頭入り口の写真です。私自身、元々気になるお店ではありましたが、どことなく入り難い雰囲気。。提案の前にまずは具体的な課題を挙げてみました。

 

【店頭ツールの課題】

  1. 現状の写真メニューだけでは商品イメージが湧きにくい。
  2. 店内の様子が見えにくく、覗いていくだけのお客様も多い。
  3. こだわりや歴史が伝わってこない。

 

そして、提案となります。

 

【今後の改善】

  1. プロカメラマンによる写真撮影を行い、商品価値を上げる。
  2. 店内写真をポスターに掲載することで一見様の不安要素を軽減させる。
  3. 創業38年という安心感をデザインで表現する。

 

 

 

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注文したいけど、商品を見失ってしまう券売機
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課題はもう一つありました。ポスターの右横にあります、券売機です。

 

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券売機自体は電飾となっているため目立ちはしますが、肝心のメニュー名が反射で見えにくくなっていました。お店が気づかない所で、集客のチャンスをロスし兼ねません。ここでも課題を具体的にし、改善の提案を行いました。

 

【券売機の課題】

  1. どの商品も文字情報のみのため、魅力に欠ける。
  2. 券売機のメニューの並びに規則性は無く、おすすめの商品訴求も無い。

 

 

【今後の改善】

  1. おすすめPOPの新導入で訴求と差別化する。
  2. ルールを設けて見易く、頼みやすく。

 

 

2014年にリニューアルを終えられ、内装は明るく綺麗に改善されたものの、店頭周りに至っては手付かずの状態。上記の課題を踏まえての改善が必要でありました。

 

『リニューアル1周年を迎える、2015年4月1日までには変えたい。』

店主からの要望を叶えるべく、大改造不要の劇的ビフォーアフターを決行しました。

 

 

四国屋様 見積もり

課題・改善案を共有した上で、完成後のイメージを提案。ご納得の上で、いよいよ実作業に移ります。

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

After 

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2015年3月吉日。初回訪問より約1ヶ月後に無事、完成の日を迎えることができました。先方と案件に携わる全ての研究員が頭を一つにすることで生まれたメニューです。

 

 

【プロカメラマンによる撮影】

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本来の商品価値を最大限引き出すことで、一目で『食べたい!』と思わせます。 ポスター内には店内写真も入り、中の様子をイメージし易くもなりました。

 

 

【直感的メニュー】

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お店の売りたい商品、食べて欲しい商品を積極的に訴求します。指針が出来ることでメニューを決める時間を短縮できます。限られたランチタイム等にはお店もお客さんも嬉しいメリットが臨めるのです。

また、ポスターも券売機も「冷たいものには青」「温かいものには赤」で分けることで視覚的に判別つき易くもしました。

 

 

 

店内にも新しく導入したツールがあります。

 

【木札風 短冊メニュー】

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四国屋さんにはメニューブックが無いため、うどんを待つ間、手持ち無沙汰になるお客さんが多いことも分かりました。この待ち時間に豊富なメニューを見渡す事ができます。気に入って頂いたお客さんには『次回は何を食べよう?』かと思案して頂けるツールにもなります。

 

そうこうしている間に、来ました!四国屋さん人気NO.1のカレーうどんです!!

ちゃっかり、頼んでいました。

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幸福の湯気を纏って差し出されたカレーうどんは提供されても尚、グツグツと小マグマの活動が続いています。プラス170円で「白ご飯」・「卵」・「海苔」が付く定食にも出来ますが、うどんだけでもかなりのボリュームありますので、本日は単品を頂きます。

 

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カレーとお出汁に絡まったうどんはまっすぐにしなやかで、気品さえ感じれます。

 

さぬきうどんにしてはやや、柔らかい印象ですが、喉越しが良いため、一度すするともう止まりません!吹き出す汗に、美味しいけど忙しない、でも幸せです。

 

少し柔目なうどんは店主のこだわりです。創業当時の大阪は、さぬきうどんのコシの強さを苦手にする人が多かったそうです。固すぎず柔すぎず、うどん好きの大阪人を魅了する食感を生みだされました。固さを好む様になった現代でも、創業以来変わらぬ歯ごたえで製麺されています。

 

 

一食挟んでしまいましたが、

 

 

 

 

新メニュー導入後から1年経った訳でありますが、順調に客足は伸びているとの嬉しいお声を聞くことができました。特に新規の女性客が増えられ、実際に伺ったその日にも一人で来店される方を見かける事ができました。

 

ですが、新しい課題も生まれているのが事実です。

 

『券売機をもっと見易く、頼み易くしたい!』

 

店主から直接告げられたお言葉でしたが、

昨年までは漠然としていた課題も、今では明確になっていることに気づきました。

 

課題を共有して、改善に向けて同じゴールを目指した事が1年経った今でも継続されている事を知りとても嬉しい気持ちになりました。

 

使うごとに手に馴染んで行く職人道具の様に、改善・メンテナンスを行いお店にぴったりなメニューに仕上げて行く事が必要だと逆に教えて頂きました。

今後もメニューの可能性を信じて、サポートしてまいります。

 

 

 

☆メニューの可能性を全力で追求し続けます☆

お問い合わせはコチラまで。「メニューデザイン研究所」

http://menulabo.com/

 



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