【Designer’s Voice】メニューに込めたストーリー Vol.2

8月22日の配信では、東京北品川2丁目の「バンバミート」さんをご紹介しました。こだわりに満ちた商品やサービスを見ることができましたが、今回は普段は表立たない製作者達の視点にたったサイドストーリーをご紹介します。

 

 

メニューデザインを担当した田中と宮本です。

中尾 信博クリエイティブ本部長/田中 慶介 
1974年5月12日生。東京都出身。メニューデザイン研究所 クリエイティブ本部 東京支社所属。マイブームはラテラルレイズ。

 

黒木 一生デザイナー 宮本 隆継
長野県出身。メニューデザイン研究所クリエイティブ東京支社勤務。マイブームは映画鑑賞。

デザイナー宮本
地元に根付くお店とは何か?デザイン作成を引継ぎいざ向きあってみると、とても難しいテーマだと感じました。バンバミートさんとそこに訪れるお客さんとのコミュニケーションの糸を探るようにして、ひとつづつ形にしていきました。また、クライアントのみなさんと形作りができた貴重な案件でもありました。

 

 

クライアントの想い

坂本店長
「地元商店街をもっと盛り上げたい。」その想いから、肉は地元で明治33年から創業している精肉店から仕入れ、野菜は地元の青果店、また店舗の内外装は地元工務店に手掛けてもらうなど、とにかく地域に根ざした焼肉店を目指しています。提供するお肉や料理は本格的でありながらリーズナブルであることもメニューを通じて表現したいです。

 

 

ご繁盛プランナー橋口の視点

プランナー橋口
BambaMeat(バンバミート)様は、自信を持ってオススメできるA4ランクのお肉を、リーズナブルに召し上がって頂きたいという熱い想いをお持ちです。A4ランクのお肉は、とにかく食べやすいのも特徴です。私も食べにいかせてもらい感じたことは、商店街に根付いた親しみやすさでした。その点も同じくメニューで表現できたらと思います。

デザイナー田中
他の焼肉店との違いを訴求するためにバンバミートは、「商店街に根付いたお店」ということから「地元をこよなく愛して、 地元にこよなく愛される焼肉店」をデザインコンセプトとして提案します。

A4ランクのお肉が堪能できる「盛り合わせ」、自家製の「レモンサワー」などウリメニューのネーミングなどに特徴をつけることで、しっかり商品の訴求も行ってみてはどうでしょうか?

 

 

デザイナー宮本のこだわり

デザイナー宮本
田中本部長の提案内容・ベースデザインを崩さず、全ページに反映することに苦戦しました。そんな時こそ、メニューに求められているコンセプトを見失わないように意識しました。また今回は撮影にも同行させて頂き、オーナーさん、店長さんとの直接のコミュニケーションがも持てたことが、全体のトーンを決める好材料にもなりました。また全ページ通じてシズルを感じる写真が撮れたことがとても印象に残っています 。

 

 

全国各地から集まるA4ランク国産牛をじっくりと堪能

お店がこだわり抜いて目利きしたA4ランクの国産牛ですが、それを生かしまた殺してしまうのもメニューです。価値を伝えることができなければせっかくの想いで仕入れられたお肉も注文されないものとなるからです。適正に価値を伝えられているかが商品が持つ本物の価値を決めるのです。

 

ミノ刺しポン酢 650円

低温調理方法で生に限りない近い食感が楽しめるミノ刺しポン酢 650円

 

焼すき

メニューと実物で2度歓声が沸く焼きすき1,480円。ただし、食べるとおいしすぎて全員無言に。

 

カルピーマン780円

生ピーマンの上に焼きあがったこってりカルビをのせて頂く、カルピーマン780円

 

 

クライアントの声

坂本店長
メニューを切り替えてからまず思ったことは写真の威力です。オープン時には間に合わせの仮メニューで営業を行っていましたが、写真があるのとないとでは注文の数に差が生まれました。もうひとつは意図的に注文の流れを築けたことです。盛り合わせの「いいとこ盛り」はその好事例でした。ただ写真を入れるのではなく、メニュー構成に合せたページネーション等、他にも細かな調整が後々の差を生むのだと感じました。ただ、課題もあります。これは宿命かもしれませんが、目立つメニューがあれば埋もれるメニューもあるため、陰に隠れたメニューをどう表に出していくかが必要かと思います。

 

“お客様の想いに対して、想いの詰まったデザインで応えること”  それがメニューデザイン研究所の仕事の進め方です。お店が繁盛を願う気持ちは私たちメンバー全員の願いでもあるからです。飲食店様のご繁盛にこれからもメニューデザインで貢献します。

 

 

山崎 達弥Webライター山崎達弥
1979年12月12日生。新潟県出身。メニューデザイン研究所メディアの専属ライター。一途にご繁盛を想う山崎が執筆させて頂きました。