地元をこよなく愛し、愛される、バンバミート

初めて訪れる場所なのにどこか懐かしい。皆さんもそんな体験されたことありませんか? 今回、MEDIYライターが訪れた場所が正にそれでした。正確に言えば、「場所」ではなく「店」。新しいはずなのにどこか懐かしい。そんな郷愁を誘うお店の理由に迫ります。

 

 

二丁目には、ばんばミートがある。

ここは東京都北品川2丁目。京浜急行電鉄本線の新馬場駅を降りると、風情漂う商店街が現れます。ノスタルジックを絵に描いたような鳥居を抜けるとすぐに今回の目的地を見つけることができました。

手前に灯る焼肉と書かれた看板を発見。こちらが本日の取材先バンバミートさんで間違いなさそうですが、それよりも目立つのがその奥の人だかりです。その目線の先には何があるのでしょうか?はやる気持ちを抑えてゆっくりと近付くことにします。

その正体とはこちらの店頭メニューでした。『2丁目には、ばんばミートがある。』と大きく書かれたタイトルがメニューの表紙を飾っています。初めてでも親近感が沸くコピーに先ほどの方達も引き付けられたのでしょうか。それもそのはずで、このお店のコンセプトは “地元に根付いたお店作り” なのです。縁あってこちらのメニューデザインを作成させて頂きましたが、どのような形でお客さんとの関係を築かれているのかを今回の取材で確かめてみたいと思います。

 

 

飲みたいサワーがある

Bambaのレモンサワー

店頭メニューでもあったように地名である「馬場(バンバ)」と入ることで地元との親密度が伺えましたが、ドリンクページにも「馬場(バンバ)」が入るメニューがあります。それが「Bambaのレモンサワー」です。最近話題のレモンサワーに地名が入るだけで地元の方は特に親近感を抱かれるのではないでしょうか。しかも400円!メガでも780円!!と距離がぐっと近くなる価格帯も魅力です。

キンミヤ焼酎にレモンを1カ月漬け込んだ自家製レモンサワーが人気の理由。

 

 

 

食べたい盛り合わせがある

『毎日仕入れが変わる中でその日のよい所だけを盛合せた、その名も「いいとこ盛り」が絶対お得だよっ!』そんなオーナーの声が聞こえてきそうなメニューデザインです。(実際にその想いを込めました。)

メニューから飛び出したような、刺しの細やかな新鮮お肉が楽しめます。

鮮魚と同じように、お肉にも旬があります。プロの目利きで仕入れられたお肉の旬を頂けるだけあって、期待を裏切らない美味しさを堪能できます。

 

 

会いたい人がいる

写真のモデルは店長の坂本さんです。この愛くるしい笑顔に癒されるお客さんが急増中です!!サワーもお肉もピカイチですが、それを更においしくするのがやはり人です。異なる注文ごとに、丁寧に説明して頂けたりと細やかな気配りが次回の来店日との距離も縮めていると感じました。

焼加減が難しい商品は実際に坂本さんが焼いてくれもします。

坂本店長が持つメニューブックもデザインと合せて提案したものです。食欲を喚起させる「赤」をモチーフにしていますが、テーブルを彩るインテリアの一部としてもこの赤色は映えていました。

 

 

まだまだ帰れない理由がある

グランドメニューに載らない、本日のおすすめもやはりおすすめです。『「ミミクリ」は牛のコメカミでおいしいよ!』とおすすめしてくれたのはオーナーさんです。先ほどの盛合せ、「いいとこどり」もそうでしたが、メニューは固定化されずに良いものが流動的に変わることでお店全体の鮮度も増します。そんなメニューは来店の楽しみをまたひとつ増やしてくれるツールにもなり得ます。

程よい食感と、噛むごとに味わいになる希少部位の「ミミクリ」

 

 

 

唸る理由がここにはある!

『地元に根付くお店。』として掲げられたコンセプトは提供されるサービスを通じてお客さんに感動を与える商品となっていました。焼肉で人を唸らせる!そんな想いがたくさん詰まったバンバミートさんは一度だけでは楽しみ尽くせません。本格的な焼肉を楽しめながら、気軽に通えるそれが『地元をこよなく愛し、愛される。』所以であるのかもしれません。

 

次回はDesigner’s Voice 第2弾としてメニューデザインを作り上げるプランナーとクリエイターのサイドストーリーを続編としてお伝えします。こちらも是非ご覧ください。

 

 

焼肉 バンバミート (BambaMeat)
東京都品川区北品川2-19-1 町田ビル 1F
03-6433-3329
[月~金・祝前日] 17:00~23:00(L.O.22:30) [土・日・祝] 16:00~23:00(L.O.22:30)
ランチ営業、日曜営業
無休

 

img_7299Webライター山崎達弥
1979年12月12生。新潟県出身。メニューデザイン研究所メディアの専属ライター。食べることと、飲食店さんをこよなく愛する山崎が執筆させて頂きました。