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メニューブックは的確に適正に情報を伝えるための一つの先行投資です

2017年が始まってすぐのこと、東京・大阪で開催された焼肉ビジネスフェアで私たちメニューデザイン研究所も出展を行いました。焼肉業態のみに特化したフェアにも関わらず、大阪会場だけでも2日間の開催で3万人近くの来場者を集めるなど、関心度の高さを身を持って知る2日間でもありました。また昨年から続いていた仔牛不足による市場価格の高騰等で不安を漏らす来場者様にも多くお会いしました。

焼肉人気の裏側で諸事情はつきものかもしれません。ただ、そんな数ある課題に対してメニューデザインで解決できると思う方はまだ多くはありません。今回は人気の熟成肉を取り扱うオーナー様にインタビューを行い、実際にメニューブックを作成してみてどのようなことが変わったのかまでを聞いております。肉業態における課題とは何か?その時メニューブックはどうあるべきか?を掘り下げていますので是非ご覧ください。

 

 

インタビュイー 


ENGINE-COMPANY株式会社
代表取締役 大渡  貴久 様
「大阪市 淡路で「ホルモンぶりすけ」を経営。
2016年に熟成肉専門店の「Beef is BURISUKE」を上新庄にて開店。ドライエイジングにこだわり本物の熟成肉を楽しめるお店です。

 

 

 

メニューブックの重要性とは何でしょうか?

メニューブックはお客様との直接のつながりが持てる最重要ツールだと考えています。
私達お店からは食べて欲しいものや食べ方といった “想い”がありますし、お客様からも納得したものを選んで食べたいという “想い” があります。
お互いの想いに反するものや、誤解を招くものであってはいけません。
その点においてもメニューブックはとても重要な存在だと感じています。

 

 

メニューブックに求めるものについてお聞かせください

重要とは感じていながらも、メニューブックは伝えきれない難しさを導入前は感じていました。
私達が取り扱う「熟成肉」は年々認知度は増していますが、肉の部位や焼き上がり時間、そして食べ方に至るまで、他の業態に比べて伝える情報が多い傾向があります。

それを的確に伝えることは簡単そうに見えて難しいということを日々考える様にもなりました。
私の周りの知人にはメニューにお金をかけることに驚く人もいますが、的確に適正に情報を伝えることへの投資だと思っています。

 

 

メニューデザイン研究所に依頼した理由は?

知人からの紹介がきっかけでした。
最初はタペストリーのデザイン依頼から始まり、その仕上がりの精度を見てメニューデザインをお願いすることになりました。
またショールームの存在も理由の一つに挙げられます。
他店のメニューを視察するとなると、1日に訪問できる店舗は時間的にもコスト的にも限られてしまいます。
その点、短時間でインプットできる環境は単純に得した気分になりました。
また実際に見て触れることで、メニューブックは単なる飾りではないことがはっきりと分かりました。
お客さんに手にとってもらうデザインやブックはどのようなものか?
比較検討できたことがあとあとの仕上がりに大きく影響したのは事実です。

 

 

メニューブックを作成して良かったことはありますか?

まだ納品してから2週間ですが、お客さんの反応は上々です。
客単価が高いお店のため、オーダーを失敗したくないというお客さんが多くおられます。
以前はその想いに応えるツールがなかったため、初回来店のチャンスを次回に活かせずにいました。今のメニューブックは写真と内容を商品ごとに組み合わせた視覚的に訴えるデザインになっています。そのことでお客さんは納得した上で自分が食べたいメニューを決めれるようになりました。
顧客満足度を高めるツールとしての手応えも感じています。現在作成中のドリンクメニューも今から楽しみです。

 

 

今後ウイングッドに求めるもの?

日頃はデザインとは関わることがなかったため、何故このようなデザインになるのか?と言った、作成の過程やデザインの意図をもっと共有して頂けると理解度が増すかと思います。適正かどうかの判断材料は多いに越したことはありませんから。今後も売れるメニューの提案を期待しています。

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか?熟成肉は流行を越え消費者にも定着した感はありますが、実際にどんな食べ方をしたらよいのか?どれくらい提供までに時間がかかるものなのか?私自身も分からないことが多々ありました。『トレンド』という言葉に惑わされて、『知っているだろう。』『伝わっているだろう。』という気になってしまいがちです。文中にもありました様に初めて来店されたお客様に対してその考え方は、リピーターへのチャンスを自ら潰す行為と変わりありません。メニューで伝えれる情報はまだまだたくさんあります。それは言うなれば “お店の価値” そのものです。現状のメニューブックを見つめ直すことが課題解決の近道かもしれません。

 

 

Beef is BURISUKE
大阪府大阪市東淀川区瑞光1丁目8-12 ノーヴァ鍵本 B1
06-6325-5300

 

 

 

img_7299Webライター山崎達弥
1979年12月12生。新潟県出身。メニューデザイン研究所メディアの専属ライター。食べることと、飲食店さんをこよなく愛する山崎が執筆させて頂きました。
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