4月1日にオープンし活況に沸くLUCUA FOOD HALL。 その盛況ぶりは先日のMEDIYでもお伝えしましたが、 オープン日からさかのぼること2週間前にあるセミナーが開催されていました。そのセミナーの内容とは?今、最も旬なLUCUA FOOD FALLの活気の舞台裏に迫ります。

 

売場の活気をつくる、手書きPOP

セミナー開催にあたっての主旨を説明される阪急オアシス デザインディレクターの岡本 正博氏

準備に追われるコート内の一角で開催されたセミナーとは「手書きPOP」でした。手書きPOPとは、飲食店の店頭や店内に飾る商業ベースのアートとして使われる看板アートの手法です。最近ではカフェやレストランのメニューボード等で目にする機会が増えています。

阪急オアシスの新業態となるキッチン&マーケットが目指す都市型マルシェは、食と物販の融合からつくられる場です。売り手のメッセージを分かり易く打ち出すために、手書きが最もはまることからマーケット全体の共通ルールとなりました。

 

手書きPOPを通じて伝える温もり

早坂先生

セミナー講師は日本ボードアート協会 会長の早坂氏

今回メニューデザイン研究所を通じて、日本ボードアート協会 会長の早坂氏に講師をして頂きました。参加された方々はキッチン&マーケットの各売り場の担当者です。それぞれが自分たちの商品を例にとって書き方を学びます。

 

使用するもの

POPセットは阪急オアシスが標準装備として新店該当部門に用意されています。

この日に使用したものは水性サインペンのポスカです。書いて消せる水性タイプはその日のおすすめをさっと書くのに向いています。黒板用のため白と黒のみを使います。しっかりふって芯の先を押し当て染み出させるのがポイント。

 

一番は分かりやすさ!

手書きPOPに求められるもの、それは ”分かりやすさ” です!と早坂氏。アートといっても観賞用ではないため ”イメージ” では駄目だと付け加えます。字が下手でもOK!でも雑になるのはNG!誤字脱字も商品の信用性に関わるため絶対にNGです。

実際には、分かりやすくて特長が伝わるひらがな、カタカナ、英字に至るまでの書き方を解説を交えて実践で学んでいきます。

 

特徴ではなく、特長を書く

キャッチコピー

商品の価値を表現する上で、キャッチコピーも重要です。

 

Q.それはどのような商品ですか?
↓他の商品とは何が違いますか?(限定感)
↓ボリュームは?(数量感)
↓値段は?(安心感)

早坂氏から矢継ぎ早に質問が飛びます。 それに一つづつ答えていくと、おのずと商品の強みが浮かび上がっていきます。ここで表現するものは、”特徴” ではなく ”特長” です。一番何に長けているのかを見つけることが重要です。希少性なのか?お得感なのか?それともコスパなのか?それを見つけるメニューに価値が生まれます。最初から奇をてらうのではなく、自分の商品を知ることが魅力的なメニューにする近道かもしれません。

 

総括

総括1
演習の最後には早坂先生からの総括の時間が設けられました。どう書いて良いのか分からず、 小いさくまとまっていた文字も、書き方と商品の特長が整理されたことでオリジナルなポップに仕上がっていました。

 

総括2

総括3

中にはイラストまで書きこなすマスター級もおられました。セミナーの最初と最後での大きな違いは、書くことを楽しめるかであり、ひとように笑顔になっていたのが印象的でした。

 

集合作品2

集合作品1

 

売場に活気を与える手書きPOP

早坂氏作前回のFOOD HALLの記事で紹介したアルコールコーナーですが、こちらの看板は早坂氏が作成されたものでした。活き活きとしたビールのシズル感が伝わる手書きPOPです。この看板の前で写真を撮る女性も多く、インスタスポットとしての露出も高まっています。

 

セミナーで受講者の方々が書いたものも店舗ごとに運用されていました。

作品2

スタッフが語りかけているような “人となり” がPOPから感じられます。納得して購入することで満足度も高まるとも思いました。

 

まとめ

マーケットにおいて商品が主役であることはもちろんですが、 意図を持ったメニューが見る人の目に魅力あるものとして映ってい るのだと感じました。今回は手書きPOPのセミナーでしたが、 商品と売り手の気持ちを伝える手段はシーンによっても異なります 。一番伝わるメニューをこれからも研究し続けます。

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