工夫が詰まったドリンクメニューで売上に貢献!「動く町」

売れれば売れるほど経営効率が高まり、かつ、お客さんも活気付く!今回はそのメリットを活かし切ったアイデア満載のお店から、売り方の仕掛けや商品開発アイデア、生産向上の取組みのツボを掴んでみたいと思います。

 

 

高粗利商品のオーダーを可能にする秘密とは?

今回ご紹介するお店、「動く町」は若者をターゲットにした沖縄で3店舗展開されている居酒屋さんです。今回伺ったお店は琉球大学近からすぐの立地のためメインターゲットはおのずと学生になります。当然安く飲みたいというニーズを満たすには飲み放題があげられますが、その際にどうしても原価率が高いビールにオーダーが集中してしまします。それ以外の高粗利を確保できるドリンクへどうオーダーを誘導するかが大変重要です。そのポイントはイベント性があるドリンクの開発ですが、それが成功しているお店が「動く町」なのです。次のカテゴリーではそのポイントをご紹介していきましょう。

 

 

宴席が盛り上がると原価が下がる!?

「動く町」シリーズの業態テーマは「遊び」とある様に、宴席を盛りあげるための仕掛けを随所に潜ませています。そのひとつが「話のネタジョッキ」です。飲んでいくごとに減っていくドリンクの位置で会話が決まるというもの。美味しいビールの特長として用いられるエンジェルリングを利用したツールなのです。これで会話が弾んでいくと、もっと場を盛り上げようとイベントドリンクの注文が増えます。それがビールの出数を抑制し、結果として原価が下がる工夫がありました。

 

 

ネーミングで出数アップ

飲み放題を利用する主客層のほとんどが20代のため、おいしさよりもおもしろさが商品開発で優先されています。好奇心をくすぐるネーミングで、それだけでも脇役として売れるドリンクがつくれます。ちなみにリキュールベースのカテゴリーに「青のり」という名のカクテルを発見!ハニカミながら注文したところ、「青のり」はまさかの品切れ。代わりにウオッカベースの「きもめがね」をオーダーすることに。しばらくして『はい、きもめがねです。』と明るく放つスタッフさんの前に不覚にも赤面してしまいました。仲間同士・スタッフさんとの間にもネーミングだけで会話が生まれます。ネーミングっておもしろいですね。

 

 

月替わり・日替りのイベント

月替わりでイベントの企画も際立っていました。2017年6月のイベントは「アンチ減量チャレンジ」。入店時の体重から退店時までに2.5kg体重を増量できればミッション達成という企画。見事2.5kgにコミットできればチキン南蛮が25増量してもらえます。また日替りでもドリンクに特化したサービスが組まれており来店するきっかけをここでも演出されていました。

 

 

まとめ

同系列店では女性客には入店時にテキーラ一杯をサービスする等、仕掛けが豊富です。価格競争が激化している沖縄においても、飲み放題で確実な利益を残すための工夫が随所にみられるこちらのお店でした。原価の高いビールを売らない!のではなく、他のドリンクでしっかり顧客の満足度を高められていることが人気の秘訣だと感じました。

閉店まで時間はたっぷりありますので朝まで?昼まで?学生気分で行ってみたいと思います。

 

 

動く町 光の都市店
098-897-3339
沖縄県宜野湾市志真志2-21-13

 

 

img_7299Webライター山崎達弥
1979年12月12生。新潟県出身。メニューデザイン研究所メディアの専属ライター。食べることと、飲食店さんをこよなく愛する山崎が執筆させて頂きました。


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