看板メニューはドリンク!?つい頼みたくなるサワーのススメ

東京・渋谷の宮益坂の大通りから一歩入った裏路地の路面に店を構える鉄板餃子酒場 大虎。こちらの看板メニューは屋号にも含まれる “餃子” であることに間違いはありません。ただもう一つ、今では名物ドリンクとして集客の目玉へと定着している「スーパーサワー」の存在は無視できません。この正体に今回は迫ります。

 

 

オリジナル スーパーサワーとは?

山田サワー

引用:http://www.tokyogyoza.net/archives/46345400.html

開発は約10年も前にさかのぼるというこちらのサワーは焼酎を炭酸水で割り、自家製の果実シャーベットをディッシャーで盛り付けたものになります。4種をラインアップする中でも断トツの売れ筋がレモン味の「山田サワーのおとな(780円)」。全体のドリンクメニューの中でも一番の売れ行きを誇るスーパーサワーということですが、一体何がスーパーなのか?その理由を簡単に挙げてみますと。

 

①油っぽい料理との相性

フレッシュの果実でつくる自家製シャーベットが油っぽい料理との相性が抜群であることから女性からの指示が高い。

②提供時間は60秒の超スピード

定番のドリンクに比べて作業工程が増えるものの、シャーベットを盛るだけというシンプルなオペレーションで統一するため1分以内で提供できるスピード感も人気の理由といえる。

③2種類のサイズで訴求するお得感

サイズはこども(400ml)とおとな(700ml)の2種類から選べ、原価率で比べるとおとなの方がお値打ちであることをお店からも案内。その日の気分で選べるのが人気。

 

以上簡単ではありますが人気の要因がお分かり頂けたと思います。次にメニューによって喚起を促すその工夫を見ていきましょう。

 

 

メニューのど真ん中で存在感を発揮!そして 誘導

大虎 ドリンクメニュー

ファーストオーダー率60%を占めるというスーパーサワーはドリンクメニューの中央にすることで始めてこられるお客さんに対しても名物ドリンクであることをアピールしています。山田サワーの他にも田中、鈴木、佐藤の日本を代表する苗字を頭に付けるなど遊び心あふれるネーミングも楽しい。イラストとの組み合わせで視認性・視覚訴求抜群のメニューではないでしょうか。

 

 

フードメニュー

大虎 フードメニュー

餃子を中心に34品をラインアップするフードメニュー。アルコールとの相性が良い牛すじ入りのだし巻やカレー味のから揚げなどの居酒屋の定番メニューが更にドリンク出数を助長するラインアップに。言い方を変えればドリンクを頼みたくなるフードメニューだとも言えます。

 

 

まとめ

スーパーサワーは原価率も他のドリンクに比べ低く設定されているため出れば出るほどお店にとってはスーパーであることが分かりました。出すためには味・ボリューム・盛り付け等でお客さんに満足感を与えねばなりませんし、そもそもお客さんに頼んでもらわなければいけません。これはどのお店でも言える看板メニューの宿命かと思います。その点でも、インパクトのある商品名やど真ん中に配置されたメニューデザインのレイアウト等があって初めてスーパーと呼べるのかもしれません。大変勉強になりました。

 

 

鉄板餃子酒場 大虎 宮益坂本店
東京都渋谷区渋谷1-12-22 イセビル 1F
050-5869-0868

 

 

img_7299Webライター山崎達弥
1979年12月12生。新潟県出身。メニューデザイン研究所メディアの専属ライター。食べることと、飲食店さんをこよなく愛する山崎が執筆させて頂きました。