食べて欲しいから。「焼きはまぐりstand」

最近よく見るバルや大衆居酒屋。山のようにある飲食店で選ばれる違いとはなんでしょうか?東京・八重洲の繁盛店、「焼きはまぐりstand」の取材を行い、そのヒントを学んできました。テーマは、『選ばれるお店』 = 『他にないこだわりや商品力』です。MEDIY初登場の吉竹がお伝えします。

 

私が書きました

吉竹 恵里ご繁盛プランナー 吉竹 恵里
1993年5月7日生。熊本出身。メニューデザイン研究所営業本部東京支社所属。ビールと日本酒と旅行が好きな吉竹が執筆させて頂きました。

 

 

 

アイキャッチ抜群の店名

焼きはまぐり

八重洲は東京駅をのみ込む街だけに、東京の中でも多くの人が行き交う街です。観光客、ビジネスマン、学生にと多種多様な客層に応えるだけの飲食店も多くあります。そんな飲食店密集地の中でも、目を引く店名と一見すると素朴で哀愁漂うたたずまいのお店が「焼きはまぐりstand」さんです。つられて近くに寄ると、女性でも写真を撮りたくなるようなかわいい見た目で、立ち飲みの大衆感をうまく調和させた店頭が心まで惹きつけます。

ハマグリが好きな人はもちろん、ちょっと気軽に仕事帰りに1杯みんなでワイワイ常連さんの集える場としてさまざまな用途で寄ることができます。しかし気になるけど入りずらい「、、、」そんな一人飲みしたい人や女性たちはいませんか?中が見えない、人がいないと入りづらい、雰囲気が暗い入り口がよく分からない(入り口でいらっしゃいませが弱い)お店の営業状況がわからないなどなど、入店の機会をなくしてしまっている要因は多々あると思います。

焼きはまぐりstandは
・お店の名前にするほどに特化した専門感
・安心の産地の店頭記載(三重県桑名直送)
・明るい雰囲気と奥まで見える店内
・店主の威勢のいい声(カウンタースタイル)
・入り口近くで焼くはまぐりのおいしそうな匂い
・夜でも目立つ電飾ツール

しっかり店頭から訴えることでお客様に安心感と興味を与えていました。

 

 

お通しはもちろん!

お通しはもちろん!

入店したからには必ず食べたい「はまぐり」はお通しとして3種類のボリュームから選ぶことがでます。またメニューでも上段半分の割合で主役のはまぐりがウエイトを占めます。

・食べれば分かる産地直送の素材の間違いないおいしさ。
・いろんなトッピングや薬味でお好みをカスタマイズできる楽しさ。
・食べずらさ(殻の熱さ)をカバーする洗濯ばさみで挟むという面白い遊び心。
・最初の一口で感じる美味しさ。

一度体験したらもう忘れられません!!!

食べずらさ(殻の熱さ)をカバーする洗濯ばさみで挟むという面白い遊び心 焼きはまぐり

 

 

 

ハマグリだけじゃない!

ハマグリだけでもお酒はすすみます。はまぐりの身に、殻に残る出汁だけでつまみになりますよね。しかしながら魅力はまだまだ溢れでていてとどまることを知りません。

 

手書きの短冊で訴えるお勧めメニュー
手書きの短冊で訴えるお勧めメニュー

立ち飲みスタンドならではの近くで飲んでるお客さんが教えてくれるお勧めメニューも気になりますが、

 

店主イチオシ「バゲットピザ」を頼んでみました。
「バゲットピザ」

若者や、ちょっと1杯とお仕事帰りにお腹を満たしてくれるメニューでお腹がすいていた私にはぴったり。おいしく食べ応えあって〆にはぴったりでした。

 

デポ蒸し
デポ蒸し

貝と蒸し方を選べて残ったスープに短いパスタを入れて出汁まで残さず堪能できます。

 

また、ドリンクメニューでは日本酒や焼酎をあまり置いてません。
ドリンクメニュー

オジサンイメージの強いドリンクより女性でも気軽に入りやすいバル要素を強く白ワインやサワーを取り扱っています。(オジサマごめんなさい。。)

 

 

 

ネオ大衆居酒屋とは?

ネオ大衆居酒屋

私自身も言葉では良く聞くものの、実のところあまりよく分かっていません。昔ながらの大衆居酒屋を現代版にアレンジし、若者でも入りやすくした大衆居酒屋かな?というくらいの認識です。実際に、「焼きはまぐりstand」さんで感じた印象と一致するところがあります。少し気になったので後日ネオ大衆の定義について調べてみたのですが、最も言い当てているキーワードとして、「専門特化型居酒屋」であることがひとつに挙げられます。

一つの食材の専門性を極めていくことで、産直、生産者支援、地方ブランディングを志向していくものだということが後の説明に続きます。ひとつの食材に特化することで、お店の個性を突出させることが今までの大衆とは大きく異なることが言えるのです。まさしく「焼きはまぐりstand」は食材に専門特化することで、ライブ感あるパフォーマンスや食材の疑いのない美味しさがコアファンを作りその好連鎖が繁盛店を築いていると感じました。

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか?「はまスタ」って略して私はもう呼んじゃってます。呼びやすい店名・覚えやすい店名・おもしろい店名「、、、」たくさんの飲食店がある中で、店名は非常に大事なポイントの一つだと思います。食べてもらいたいハマグリを店名にし、また、ハマグリに食材特化することで海鮮居酒屋の雰囲気ではなく女性や若者でも入りやすいような大衆とバルをミックスさせたネオ大衆感を作り出されていました。そして、店頭・店内すべてにおいて伝えたいキーワードを訴えていました。他にはない個性、選ぶ理由がそこにはあります。貝好きはもちろん、はしご酒にちょい飲みにも東京駅に行った際にはふらっと訪れてみてはいかがでしょうか?

 

焼はまぐりstand 
東京都中央区八重州1-7-7 第2山本ビル1F
03-6262-5810
【月~木】16:00~翌1:00
【金】16:00~翌2:00
【土・祝】15:00~24:00
日曜日 ※土日祝の3連休は月曜日