【ディスカバリー大衆】いつも頼むもの、それは永遠なのか?本物か?たこ焼きとおでん 池下

センテンススプリングはどこ吹く風。
今年も新しい春がやってきました。

 

春は何を食べますか?
桜より断然だんご派の私ですが、春は旬な食材が多い季節なので余計に心躍ります♪

 

花見そっちのけで訪れたのは梅田の路地裏。
そして、今日もまた新しいスタンダードをディスカバリーしてしまいました。
恐らく初であろう、あさり専門店のお店を取材します。

 

 

たこ焼きとおでん 池下

屋号の “池下” よりまず目を奪われるのが「あさり汁」の巨大提灯です。赤・白・黒の色使いでも路地裏では圧倒的な存在感を発揮していました。大衆という言葉は始めてのお店でも敷居を低くしてくれます。現に入り口の扉は襖(ふすま)になっており、取っ手が低い位置に設けられていました。この瞬間スイッチが切り替わりました。(吞みモードON!)

 

 

専門店が人気の特長とは?
専門店化が進む特長として、目新しい食材を扱うのではなく、普段から口にしている馴染みの深い食材が選ばれる傾向があります。(サバ・サーモン・マグロ等)定番の味として慣れ親しんでいる “愛着感” をベースにちょっと切り口を変え、味付けを変えることが、今までにはなかった “発見” を与えてくれます。これこそが人気の要因ではないかと分析します。

 

今まで貝専門店はありましたが、その中でも “あさり” に特化したお店は恐らく初ではないでしょうか?メニューラインナップが気になるところです。

 

 

たこ焼き

トップバッターはたこ焼きです。勢い余って本から飛び出してまーす!観光客では無いお客さんでも目が止まってしまうギミックが施されていました。たこ焼きと後に出てくるおでんも、あさり出汁が使用されていることが1P目に紹介されていました。

子供も大人も喜ぶ飛び出すたこ焼きメニュー

 

 

浅利おでん

大衆ド定番のおでんも浅利が頭につくだけで新鮮に思えます。タネも見慣れたた物からお初の物までバラエティー豊かなラインナップです。じゃがバターは定番ですが、おでんになるとどうなるのでしょうか?気になります。

 

 

大衆の象徴もこの通り

見慣れたやかんも切り口を変えればオブジェに変わります。ですがただのオブジェ(飾り物)だけではありません。やかんピッチャーとしてドリンクメニューの座を射止めていました。

やかんでビールを飲むなんて斬新!

 

 

新店でも出来る汚れなき汚し方とは?

“大衆”と言葉に発するのは容易いですが、こちらのお店はまだ開店間も無いはずなのに妙にドッシリとしていて貫禄と落ち着きの様なものを感じます。まとまり方は当然スタッフさんの威勢の良い連帯感が生み出すものかとは思いますが、理由はもう一つありそうです。

 

それは、手書き文字です。

 

メニュー表にあるフォントはドッシリとした書体が使われているのに対し、店頭の至る所に飾られているメニューや色紙はとても柔らかく温かみを与えてくれます。ひらがな、漢字はいつも見慣れているはずなのに額縁に入れてみたり短冊に書き入れたりすることで自然と読んでしまいます。言葉に発しない会話をすることで自然とお店との距離を自ら縮めているのかもしれません。

 

 

 

たこ焼き ソース

生地はあさり出汁をたっぷりと吸い込んでいるためしっとりとしています。味も風味もとても優しい味わいですが、これをベースにたっぷりとソースとマヨを付けることでより濃くて深い味わいを楽しめます。

 

 

浅利おでんより定番の3品

おでんと言うよりはよりアテに進化した切り口。 ちょっとづつまめるのが呑んべいにはたまらんのです。分ってるー

 

 

じゃがバター

あさりバターとジャガイモの融合。 各々は定番メニューのはずなのに一緒にするだけで新しい発見が!!

 

 

 

まとめ
今夜のディスカバリーメディア、いかがでしたでしょうか?
大衆とはスタンダードどであり、永遠であり、本物だけのことを言うのかもしれません。
ブルーハーツの曲に引っ張られた感はありますが、 必ず歌われるカラオケソングは名曲であり、 必ず食べてしまうもの、頼みたくなってしまうものが、名酒場(レガシー)なのかもしれません。古いから駄目ではなく、古いものから価値を見出すことが新しい大衆酒場を作っていくのではと感じました。こんな所で今夜のディスカバリーお開きに。

 

たこ焼きとおでん 池下
18:00~翌5:00
(L.Oフード翌4:00ドリンク.翌4:30)
夜10時以降入店可、夜12時以降入店可、始発まで営業、日曜営業
06-6314-3380

 

 

img_7299Webライター山崎達弥
1979年12月12生。新潟県出身。メニューデザイン研究所メディアの専属ライター。ブルーハーツで好きな曲は真夜中のテレフォンです。食べることと、飲食店さんをこよなく愛する山崎が執筆させて頂きました。


メニューの力

業態別からメニューブックを選ぶ