インバウンドメニューのススメ

2015年、日本政府観光局(JNTO)によると、訪日する外国人数増加のことで、過去最大を記録。しかし、「特に対策を 行っていない」と回答した飲食店が 68,9%程にのぼりました。対応するお店もいらっしゃいますが、ただ翻訳だけにとってみても注意しないといけないことがあります。この記事で少し深堀しましょう。

 

 

書いたのは私です

img_7299デザイナー TRAN ANH TU (トラン・アン・トゥ)
ベトナム ホーチミン出身。メニューデザイン研究所東京クリエイティブ所属。好きなものはグラフィックデザイン、写真、スニーカー、メカ。

 

 

 

「メニュー」と「menu」

まずは、本来日本人のメニューと外国人のメニューの定義を改めてグーグルで見てみました。「メニュー」と日本語で打つと、今まで皆さんご存知とする形です。写真がありながら商品名、値段、キャプション、キャッチコーピー、生産地等々、様々な情報が出てきます。

 

その一方、ローマ字で検索すると全然違うものが出てきます。

そうです、文字と商品写真だけです。私が7年前日本に来た時、外食と言ったらファミリーレストランしか通ってませんでした(読みやすいからです)。つまり、日本の親切なメニューに慣れていなかったのです。そのため居酒屋にはいきたいのですがが情報が溢れているメニューのためどこが商品名、値段かも見つけられない状況です。情報が多ければ多いほど日本人は安心感をおぼえるのでしょう。それはとても良いことだと思います。ですが、外国人観光客からすると、その親切心があだとなるケースがあるということです。ターゲットを超えた万国共通の “分かりやすさ” が非常に求められるのです。

 

 

こんなメニューは嫌だ

こんなメニューは嫌だ

では、外国人客の誰しもが使えるメニューブックには一体何が必要なのでしょうか。外国人の視点で少し注意点からまとめました。

 

 

英字が縦書き、読みにくいです

英字に翻訳表現する時、決してやっていけないことが翻訳したものを縦書にすることです。文字一個ずつでも、全体文章でも回転しまうと読めなくなります。タイトルで数箇所だけ使ったらOKですが、商品名、値段まで使うと連結感がなくなり、読めなくなります。

 

 

料理名まで翻訳して欲しいです

日本地図

「寿司」や「ラーメン」などは有名な料理です。世界中ほぼ誰でも知っている、『ramen』『sushi』で表現しても問題ありませんが、日本で有名だと思っても海外では認識度まだ低い所もあります。例えば、『yakitori』よりも『grilled chicken skewers』の方が外国人にとて分かりやすいかもしれません。もしその料理名はお店の名物、名前日本語で覚えてもらいたい時、名前とは別に簡単な説明があると良いかもしれません。

 

 

日本語をローマ字化する時、一般通用表記方で

地名や人の名前など、翻訳出来ない時そのまま日本語でローマ字化する時、知らない方はそのまま日本語打ち方で打ってしまう場合もあります。例えば:築地の場合、『tsukiji』が正しいのですが、うっかり『tukiji』で打ってしまう時もありますね。tsuは「つ」となりますが、「tu」だけだと「トゥ」と読んでしまいます。
また、チャンポン麺の場合、『tyanpon』が間違います。『tyan』だと 『ティアン』と読んでしまいます。ちょっとのことかもしれませんが、お店の名物・地名の読み方が間違った認識となることお互いに残念なことです。

 

 

ゴシック体を使ってください

ゴシック体

翻訳はあくまでも日本語よりサブと考えているお店も多いため、入れる時面積も文字もだんだん縮めます。その場合個性がある書体使うと読みにくくなります。その点、無難な書体がゴシック体となりますのでこちらをおすすめします。

 

 

 

商品・内容が多いメニューは、翻訳別紙で使うのはおすすめ

英訳にした時、日本語と比べたら文字量が全く違うため、バランスとりにくいことになります。デザインは日本語版と同じしなくても大丈夫です。情報を少しずつ軽減し、その変わりに食べ方など入れるとメニューを読む気になります。外国語メニューを別紙にするだけで、内容に変更がある時も調整しやすいですし、結果、観光客も選びやすくなります。また外国人観光客の国別の割合からみても中国から訪日する観光客が圧倒的に増えています。中国のお客さんも英語が話せない人が多いため、中国語(簡体字)があればだいぶスムーズな注文になるはずです。

 

 

 

まとめ

インバウンドメニューを検討されている方はいかがでしたでしょうか?外国人観光客のほとんどがファミリー層であるため、少しのわかりにくさでも、注文の時に色々トラブルが発生するかもしれません。インバウンド対応する際に是非参考にして頂ければ幸いです。。