看板につられて入ってみました。 桜川 美よし食堂

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頼りは己の勘

 

グルメサイトに左右されることなく、自分の直感を信じてみたい。

そんな素敵で、人間味溢れたランチスタイルを提案する記事「看板につられて入ってみました。」の第一回目をお送りします。

ナビゲーターは山崎。

ほんの一時間、デジタルから開放されたむき出しの食欲と向き合ってみませんか。

 

 

看板

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何でもないようなことが幸せだったとしたら、この看板はどうだろうか?

とりわけ特徴もない、文字だけの何でもないこの看板のはずが、何故に無性に惹かれる。

説明のつかないこの吸引力。即席洋食の普段見慣れない組み合わせも作用しているのだろうか。

 

今は考えるのではない、感じるんだ、胃袋の方から聞こえるしっかりと聞こえる声(お腹の音)に耳を澄ませば、ここが記念すべき第一号店だということはすぐに理解できた。

 

 

入ってみたものの、店名が分らない。

スマホで検索すれば一発なのだが、この1時間はお調べ禁止。

名前が分らなくたっていいじゃないか。食ベログの評価はもはやただの数字。

 

メニューがあれば、ことは足りる。

今は目の前のメニューに集中。

 

 

メニュー

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お世辞にも綺麗とは言えないメニュー

他のテーブルを見回すと、どのメニューも同じ顔をしている。

何千回、何万回と目にされ、油の混じった空気を吸い込んだメニューは、なつかしさ、安心感をあたえてくれる。

俗に言う味というものかもしれない。

さらでは味わえないメニューの時間。3秒間だけ私に時間をください。

 

ちーん、出ました、チキンカツカレー

 

メニュー表にはない、組み合わせを敢えて頼んでみる。

下馬評に踊らされない、誰かのおすすめなんか知りたくない。

食べたいものを食べる、これが本能の選択。

 

でも、内心びびってました。初めてのお店で、『できないよそんなの 。』って言われたらどうしようって。

 

私:あの~ チキンカツ カレーってできますか?

店主:はい、大丈夫ですよ。

 

一つのオーダーでこんなにも自由で充実感を得られるなんて。

 

予備知識の無い頭の中では、自由にチキンカツカレーがシミレーションされる。

ボリュームも盛り付けも具材さえも何もかもが分らない。

情報を捨てることで、得られるものもあるんだな~

 

 

チキンカツカレー 700円

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これは予想だにしなかった展開。

冷奴に出し巻き玉子、高野豆腐に小松菜のお浸し。たけのこのお吸い物。

そして、カレーの上にはチキンカツがダブル。

声にならない歓声。

 

 

 

ここからは超個人的感想。

  • カレーはやや温目に限る。
  • チキンカツはできるだけ薄めに限る。
  • 大辛とは言わない、最後に少しだけ辛さが勝ればそれでいい。
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好きな条件が揃っている。できすぎなのが怖いが、これも本能に従っただけのこと。

見た目通り、濃い色をしたルーは味もやや濃い目。そこに小鉢組とお吸い物の優しさが絶妙なのである。

 

 

結局、店名を知ったのは外にでてからとなる。

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その名は美よし。

てっちりと洋食のハイブリッド店は他ではみかけられない組み合わせ.

この看板はこの看板でとても印象的。

 

 

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何でもない看板が入店前に比べてりりしく見える。

この看板があったから、かけがえのないチキンカツカレーに出会えたのだ。

 

 

宛先もないランチ時間いかがでしたでしょうか?

たまにはスマホや情報から離れてみることで、気づきがあることが分りました。

お店選びも、食べることにも真剣になれますしね。

自分の勘を頼りに、みなさんもどうですか?

 

 

 

img_7299Webライター山崎達弥
1979年12月12生。新潟県出身。メニューデザイン研究所メディアの専属ライター。食べることと、飲食店さんをこよなく愛する山崎が執筆させて頂きました。

 



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