ネオ大衆酒場の先駆けでもあった、串カツ田中の魅力とは?

一目でわかる白いテントに「串カツ田中」と書かれた看板。「ソースの二度漬け禁止」のうたい文句も今やすっかり定着した『串カツ田中』さんは6年前にはわずか6店舗だったものが現在では120店舗(フランチャイズ含む)までに拡大している、伸び率がすごいお店です。

 

串カツを看板メニューに、かすうどん、牛スジ土手、ちりとり鍋など大阪人にとってのソウルフードを中心に様々な一品料理が揃っています。

ソースへのこだわりは商品以上に際立つメニュー。二度付けしたら千円罰金!

店舗数の拡大にともない昨年には上場を果たしたことでも話題になりました。また拡大路線に入りだした頃からネオ大衆酒場という言葉が出始めた頃にもあたります。その先駆け的なお店として、実際にどのような業態の特徴があるのかちょっとまとめてみました。

 

 

間口を広く、中の様子が一目で分る入り口

入り口は前面ガラス窓のため店内の様子が一目で分るのが特徴です。店頭において一番のアイキャッチは “人” です。賑わう先客の光景を見て誰もが入りやすい大衆食堂(酒場)の雰囲気が窓越しに伝えることができています。

 

 

 

ターゲットを絞りきらない “大衆の強み” も活かす

店頭のガラス窓に続き、店内もオープンな雰囲気で満たされています。串カツの認知度も関東でも高まりつつあることから、【大衆=安心感】を持たれ易くなっています。そのため 一人客が多いのも特徴です。またファミリー層であったり、外国人旅行者などには “文化” という形で受け入れられインバウンド需要をつかむことにも成功しています。

 

 

大人はチンチロリン、子供はじゃんけん

ターゲットを絞りきらないサービスとしてチンチロリンと子供じゃんけんがあります。チンチロリンは2個のサイコロを振って出た目の合計数でサービスが変わるという内容です。(ゾロ目は1杯無料、偶数で一杯半額)試しにチンチロリンをコールしてみました。

 

鐘を鳴らしスタッフさんが鉢に入ったサイコロを席まで持ってきてくれます。
そして勝負は一瞬でした。

残念、むなしく奇数。。特典GETならず。

それでも700円でメガジョッキが飲めるので肩を落とす必要はありません。

子供はじゃんけんゲームで楽しめます。スタッフに勝ったらドリンク1杯が無料。あいこで半額。負けても1杯250円でソフトドリンクが飲めるので損することはありません。予めこのような参加型のサービスが用意されており、スタッフの接客も徹底されていることも集客に貢献していることが分ります。

 

 

串カツは100円~

気軽にさっとおしゃれに飲みたいと考える若者にとって串カツはそのニーズに応える商品だとも言えます。1本100円からという価格の安さと好きな具材を自由に選べることもただ食べるだけでない注文する楽しさを助長しているのかもしれません。

クイックメニューや一品メニューも充実。〆までいけるラインナップ。

脇を固めるサイドメニューも大阪名物に特化。

 

 

 

新規上場にあたって公表された目標は「全国1000店体制」ということもあり、年間30店舗を越える出店を予定されているそうです。大阪の串カツが地域によってどのような形を見せていくのかとても楽しみでもあります。チンチロリンや子供じゃんけんもご当地ならではのゲームも生まれるかもしれませんね。こちらも楽しみです。

 

 

チンチロリーン

7で奇数。

次こそは。。

 

 

 

img_7299Webライター山崎達弥
1979年12月12生。新潟県出身。メニューデザイン研究所メディアの専属ライター。チンチロリンで火照った体に角ハイボールがお好きでしょ。食べることと、飲食店さんをこよなく愛する山崎が執筆させて頂きました。