美しき食のコンテンポラリーアート「Otium」

かつては危険な地域とされ、観光客もあまり寄り付かなかったロサンゼルス ダウンタウン。今ではニューヨークのマンハッタンを思わせるような立派なビルが立ち並ぶエリアでもあり、ファンシーなレストランが次々とオープンする注目のスポットです。

今日ご紹介するのはそのダウンタウンに新しくオープンしたばかりのLA Times一押しレストラン 「Otium」

アーティスティックな建築の美術館「The Broad」の隣に立地し、まるでもう一つ美術館があるのかと思わせるようなアーティスティックな外観。建物の壁には魚の絵が施され、テラスに設置されたスピーカーから流れる大音量のヒップなモダンジャズが気持ちを盛り上げてくれます。IMG_3215IMG_3210IMG_3263IMG_3218中に足を踏み入れると、2階ほどの高さもある天井と広々とした空間に吸い込まれそうになるほど。壁には蔦のだまし絵を施したウォールアート、家具や照明はミッドセンチュリーを彷彿とさせるレトロモダンで統一されており、シャープな中にも温かみのある雰囲気。土曜のランチタイムともあって、ファミリーや友人同士の集まりで店は大盛況。IMG_3189IMG_3221

IMG_3229IMG_3256ふとキッチンカウンターに目をやると、日本の土鍋がディスプレイされています。こんなモダンなレストランで、いったい土鍋が何に使われるんでしょう?IMG_3219IMG_3258IMG_3194IMG_3195メニューデザインもシンプルですが、ハイセンスな物になっています。

実はこのお店、モダンな外観だけでなく、味のコンテンポラリーアートとでもいうべき斬新で大胆な料理を提供してくれるんです。

席につくとウェイターのお兄さんがフレンドリーに話しかけてくれたので、ここのおすすめは何なのか聞くと、「いろいろ変わったメニューがあるから、何皿か頼んでシェアするといいよ」と教えてくれました。そして、

「今日のおすすめは、鍋に入ったフレンチトーストとポークベリーのベリーソースとホイップクリーム添えだよ」と付け加えました。

え?? 鍋に入ったフレンチトースト? とポークベリー? にベリーソースとホイップクリームが添えてあるの?
なんだか想像できない組み合わせですが、とりあえずおもしろそうなのでそのメニューと他数品を注文してみました。

IMG_3226 IMG_3224最初に出てきたのはハマチの刺身のアボガド・プチトマト添え。15ドル(日本円で約1600円)もするのに、テーブルに運ばれてきたのは付き出しか?と思うほど上品で小ぶりなお皿。

しかし口に運んでみると、こってりと脂の乗ったハマチと、濃厚なアボガドペーストで満足感たっぷり。それでいてプチトマトと柑橘系のドレッシングが爽やかな味わいで、酢と七味が和の風味をプラスしてくれます。器も日本の瀬戸物のようなデザインで味、見栄えともにハイクオリティーな一品でした。

IMG_3235次に運ばれてきたのは、もくもくと煙があがる大きな土鍋。先ほどの謎のフレンチトーストの登場です。七輪のように炭が入った土鍋の上に網が敷かれ、その上には本当にフレンチトーストと生クリームのついたポークベリーが乗っています。

フレンチトーストはブリオッシュというフランスの菓子パンをバターで焼いたもので、外はカリッと、中はふわとろの仕上がり。酸味のあるミックスベリーソースと甘い生クリームがよく合います。フレンチトーストが口の中に残ったまま脂身たっぷりのポークベリーを食べると、なんとも不思議な、それでいて幸せな濃厚さが広がります。

IMG_3238 IMG_3240最後に出てきたのはジャマイカの定番メニュー、ジャークチキン。パイナップルご飯の上にブラックビーンズとこんがり焼けたスパイシーなチキン、それにプランテンという見た目はバナナですが甘みのない植物を揚げたものが乗っています。

味の方は、スパイシーな風味にパイナップルの酸味がほどよく混じりあい、ほっこりしたビーンズとクリスピーなプランテンが相性ばっちり。IMG_3232 IMG_3231 IMG_3257キッチンもライブ感のある作りで見ていてワクワクします!!

さすがはLA Times が一押しするレストラン。味だけでなく見た目も、通もうならせる料理を提供してくれます。なんとなく頼んだ3品ですが、日本・フランス・ジャマイカと3カ国を旅させてくれ、人種のるつぼであるロサンゼルスならではのおもてなしを堪能させてくれました。

そしてもう一つ嬉しいのが、お会計にチップの18%が含まれていること。最近ではアメリカにもこういう店が増えてきているようで、ややこしい計算をする必要もありません。チップ制度になれない日本人にとってもうれしいシステムですね。

店舗デザイン・立地・メニューデザイン・内装デザイン・料理・接客、全てにおいてハイクオリティー・ハイセンス!!美しい!!の一言!!

最新のLAの食事情を体験したい人は、ぜひ「Otium」へ!

Otium

222 S Hope St, Los Angeles, CA 90012

otiumla.com

https://www.facebook.com/OtiumLA

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