あなたとの距離を縮める、『愛されメニュー』 6選

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マクドナルドの包装紙と紙袋は必ず折りたたんでから捨てる、ライターの山崎です。

 

その行動をとっていることに気づいたのはつい最近のことです。

几帳面とはとても言い難いこの私が、無意識の内にとっていた行動に面食らいました。

 

新潟の田舎で育った私は住む町にマクドナルドはなく、一番近くのお店でも車で40分はかかるため滅多に食べれるものではない “貴重食” でした。その憧れがいまだに残っていることも考えられますが、一番の要因は “デザインへの敬意” ではないかと考えられます

もし包装紙が何も書かれていない無地のデザインで、紙袋もただの茶紙であったら、子供の時に感じた憧れも違ったものになっていたかもしれません。それがこうして大人になった今でも、ワクワクしてしまうのはデザインの力が大きいことを物語ります。

 

折りたたんで捨てる行為は、デザインへの敬意が成せる一連の所作であることが分かりました。

飲食店にとっても、デザインはとても重要であることが分かります。

 

ただデザインとは何でしょうか?オシャレであれば良いのでしょうか?逆にオシャレでなければいけないのでしょうか?

メニューデザイン研究所が考える、デザインを街中からピックアップしてみましたのでどうぞご覧ください!

 

 

 

①スルメのように噛み締めるとアジなメニュー

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店名:酒解 
内容:ダンボールの短冊メニューと黒板で日替わりメニューを紹介。
解説:無作為に貼られているのはダンボールで作られた短冊メニューです。一般的な短冊は木製を想像しますが、ダンボールを使用することでお店とお客との距離が縮まった感じがします。また黒板には日替わりメニューが掲載されています。“本日のあれ” \80 は値段もさることながら、初めての訪問でもぐっと心を掴まれるコミュニケーションツールとしても一役買っています。チープな印象に見せない、アジを噛み締めれるメニューでした。

 

 

 

②今日の気分でメニュー占います。

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引用:http://news-now24h.blog.so-net.ne.jp/upload/detail/image/2014-07-19T16:32:50-251c9.jpg.html

店名:yelo(六本木のかき氷専門店)
内容:扇形メニュー
解説:同じような商品写真になってしまい、見た目の変わり映えがしないという点をうまくついたメニューです。中国の四柱推命の様な形にも見えますが、商品に優劣を付けずなおかつズラッと並べて見せてインパクトも出ています。今日、自分が食べたいものを純粋な気持ちで探せるメニューではないでしょうか?業態と形状とがうまくマッチしているメニュー。

 

 

 

③主役はトッピング!?なメニュー

店名:肉山
内容:日替りは日替りでもトッピングが日替りメニュー
解説:メインが日替りではなく、トッピングを前面に押し出した日替りメニューです。カレーなどの専門店では、カレーのこだわりを押し出すメニューが主流ではないかと思いますが、こちらのお店のようにトッピングを押し出すことでお客さんを飽きさせずリピートにつなげる手法ではないでしょうか?逆転の発想が効いているメニューです。

 

 

 

④『6年4組 出席とりまーす』メニュー

店名:6年4組
内容:学校の出席簿をメニューブックに見立てる
解説:学校をコンセプトにしたお店だけあり、店頭から黒板風の看板があったりと明らかに他店とは異なる雰囲気を演出しています。メニューにもこのコンセプトは色濃く反映されており、教室をイメージさせる店内ではメニューはあの懐かしい出席簿そのもで作成されています。なっています。中身も面白いです。テスト満点をとるとプレゼントが貰えるなど、販促も様々な工夫が凝らされています。コンセプトによって、メニューはただオーダーを取るだけではないツールになれることを教えてくれます。

 

 

 

⑤Storyがあるメニュー

引用:http://ameblo.jp/cafetsumuguri/entry-12028971656.html

店名:カフェつむぐり
内容:ラブレターになってるメニューブック
解説:パソコンに頼らず作られたメニューはまさにお客さんに向けた恋文です。「お客様に楽しんで過ごしていただけたらいいな」という気持ちが込められている。またそれとは別の想いも込められています。こちらのオーナーさんが店造りの過程で出会った、生産者や、専門店の皆さんの熱い想いに触れ、その想いや感動を届けたいという気持ちも込められています。手書きのイラストからもその想いはSTORYとして伝わってくるメニューです。

 

 

 

⑥木があるメニュー

店名:BAR Lime Light
内容:大工さんが作ったオリジナルウッドメニュー
解説:オーセンティックバーの重厚な雰囲気を出すためには木のメニューブックしかないと考え、内装をお願いした大工にお願いして作ってもらった1点ものです。一枚板のカウンターにもとても良く馴染んでいました。ずっと触っていたくなる程に、おのずとメニューにも愛着がもてる木のメニューです。

 

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?たかがメニューではありますが、想いをこめることでメニューの可能性や稼動域は広がるということが分かって頂けたのではないでしょうか?冒頭のマクドナルドの包装紙にもあったように、普段は気づかなくてもしっかりと伝わっている、そんなメニューデザインを引き続き追っていきたいと思います。どうぞお楽しみに!

 

 

 

 

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Webライター山崎達弥
1979年12月12生。新潟県出身。メニューデザイン研究所メディアの専属ライター。今年の新米の出来は最高です。食べることと、飲食店さんをこよなく愛する山崎が執筆させて頂きました。



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