知ってました?0円でできる身近な販促法がネーミングだってこと。

極論ですが、『おいしいコーヒー。』と書かれた名前の缶コーヒーと、『おいしくないコーヒー。』と書かれたものでは中身はまったく同じものでも、味に違いを感じてしまうのではないでしょうか?

人が感じる味覚の約8割が視覚からの情報が占めているとのデータもあります。ビジュアルもそうですが、コトバから得られる視覚情報も私たちが感じる味覚にとって大きな意味を持つものだということが言えるのです。

 

季節は冬!美味しいものが多いこの時期、素材泣かせにしないためのメニューネーミング術につてご紹介していきます!

 

 

目次

料理を生かすも殺すもネーミング!?

季節メニューはネーミングを生かせるチャンスです!

①訴求ポイントを整理する。

②優先順位をつける。

③文字数は、10文字程度まで。

④トレンドから消費者の傾向を探る

まとめ

 

 

 

料理を生かすも殺すもネーミング!?

冒頭でも触れました様に、メニュー名はお客さんからの “注文意欲” “料理への期待度” を大きく左右し、売り上げにも影響するいわば “販促ツール” との見方もできます。冬の新メニューを生かすも殺すも、ネーミングの付け方に関わってくると言っても過言ではありません。それではつい頼みたくなる上手なメニュー名をつけるためには何が必要なのか?順を追って見ていくことにしましょう。

 

 

 

 季節メニューはネーミングを生かせるチャンスです!

このネーミングに力を入れられているお客様がおられます。運営される海鮮業態では年に4回ものメニュー改編を行われており、季節ごとの旬な食材が使われています。料理のネーミングやキャプション(説明文)を強化することで、付加価値の向上を計るのが目的です。私ライター山崎も撮影現場に立会いキャプション作成に必要な情報を共有させて頂いています。具体的なポイントをまとめてみました。

 

 

 

①訴求ポイントを整理する。

冬用の新メニューのため、旬の食材を使ったメニューがラインナップしてきます。魚介では寒ブリに生牡蠣や白子、野菜では大根に白菜やかぶらといった食材がふんだんに盛り込まれた料理が次々と作られていきます。“冬だけ” と聞くと、今食べておかなきゃという、定番メニューには無い魅力が引立たされます。

“冬だけ” と、これだけ頭に付ければネーミングもキャプションも成立しそうなものですが、他にも訴求するポイントがあることに気づきました。それは?

 

  1. 鮮度(朝引き鳥、産地直送、など)
  2. 安心(国産、契約農場、など)
  3. 健康(無添加、緑黄色野菜、など)
  4. 量(大盛り、わいわい、たっぷり、など)
  5. 質・限定感(季節・数量・部位)

 

前述しました “冬だけ” は5番の質・限定感にある季節にあてはまることが分かります。しかし、季節の限定感を訴求できるからといって安易に、『冬だけ味わえる牡蠣。』や、『冬限定の美味しい大根。』では、どこかで聞いたフレーズのため頼んでみたいと思わせるキラーフレーズには程遠い気がします。なぜなら他店でも同様に旬の食材を使っているため、“冬だけ” とアピールした所では、メニューの良さを十分に表現できていない事が言えるからです。

 

 

②優先順位をつける。

それでは、メニューの魅力を更に深堀していきましょう。一番手は “限定感” でしたが、次に訴求できるポイントは何かを残りの1~4の中から見つけてみましょう。そしてその順番をつければこの商品の最も訴求したいこと、また訴求しなくても良い所がはっきりと分かります。

 

例えば「仕入れ力には自信アリ!」という方であれば、1の “鮮度” がうたえますし、2の “安心” でも良いかもしれません。どちらが良いか悩んだ時はお店が一番来て欲しい人を思い浮かべてください。それが狙いのターゲットだとイメージできたとき、”鮮度” を押すべきか、”安心” を押すべきなのかがおのずとお分かり頂けるはずです。

 

 

③文字数は、10文字程度がベスト。

ヒトが1度に認識できる文字数は10文字程度と言われています。10文字を超えると、「面倒くさい。」と興味を失います。①・②で訴求ポイントの整理と優先順位をつけ、言いたいことは山ほどあるかもしれません。しかし、ここでは敢えて言葉を省く勇気を持ちましょう。削られても、先に言いたいことがはっきりしているためより研ぎ澄まされたネーミングとなるはずです。

 

例)冬の季節メニューで「いくら」のネーミング

 

正)熟成三元豚のコクとんかつ

→ 熟成三元豚のコク(8文字)は、情報がすんなり入ってくる。

 

誤)三元豚だからしっとりジューシーとんかつ

→  三元豚だからしっとりジューシー(15文字)は、しっかり読まないと情報が入ってこない。

 

 

④トレンドから消費者の傾向を探る

消費者に受ける商品特性も時代ごとに変わります。飲食業界にとってはその変動が顕著で日本では全国規模に発展しやすい傾向にあるといわれます。ぐるなびが行った2016年秋冬トレンド調査によりますと、肉部門では「塊肉」、魚部門では「牡蠣鍋」、野菜部門では「パクチー鍋」がそれぞれの部門の1位となっています。(※ぐるなびのビックデータから
取り扱い店舗が今年増えている =今年のトレンド、として昨年対比が高いものが高順位をつけた結果です。)今年も強かった肉部門では、塊肉を秋冬の目玉にしていることから、消費者の興味は「豪快さやバリエーション」を求めることが予想されます。

 

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『塊肉のTHE☆ステーキ鍋』1台9,800円(4~5名様用、要予約)。

いち早く冬の鍋メニューとして提供されているのが、株式会社ダイヤモンドダイニンググループが2016~2017年冬向けトレンド鍋の第一弾の「塊肉鍋」と「マウンテン肉鍋」といった “インパクト肉鍋” です。

見た目の豪快さや、塊肉というフレーズの強さから、そのまま商品名に使ったトレンドにおいて今一番旬なメニューだと言えます。塊肉 + 鍋 という今まで聞いたことも聞いたことも無い組み合わせはたった3文字だけでも鮮烈なインパクトを与えます。

 

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マウンテン肉鍋。今年の肉鍋は「雪山」仕立て!!『肉肉肉×29(にく)盛り豆乳チーズ鍋~雪山仕立て~』1人前1,780円。

商品開発の段階から自店のコンセプトに合いそうなものをメニュー開発の軸に据え、さらに消費者にとってイメージしやすい表現をメニュー名に入れると訴求力が高まる、良い例かと思います。

 

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?ネーミングの重要性と作り方が整理できたのでのはないでしょうか。念のため簡単におさらいしますと、①新メニューの訴求ポイントを整理すること。②一番言いたいポイント順に並び変えること。③ポイントの整理と順番が決まったら10文字以内にまとめること。④更にトレンドワードが入ればより多くの商品者の心を掴むことができます!

新メニュー以外にも、マイナーチェンジされるメニューがあった際はネーミングやキャプションの見直しをされてみても良いかもしれません。コストをかけなくとも魅力を引き出すことで看板商品が生まれるかもしれません。まずは定番メニューからいかがでしょうか?

 

 

 

引用:味の素KK業務用サイト

  :フードリンクニュース



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