年始早々、2毛作について調べてみました。

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家の近所にある昔ながらの八百屋さん。どことなく昭和の香りがするお店ですが、今まで使用したことはありません。ところが、一枚の貼紙に好奇心が掻き立てられる。

夜から立ち呑み屋始めます。

お店との距離がぐっと近づく瞬間でした。

 

近頃、このような時間帯によって業種ががらっと変わる営業スタイルのお店が増えているようです。

今回は飲食業界における二毛作について調べてみました。

 

二毛作とは?

 二毛作 (にもうさく)とは、同じ耕地で一年の間に2種類の異なる作物を栽培することである。同じ作物を作る場合は二期作(にきさく)と言い、年に1回だけ作物を作ることは一毛作(いちもうさく)や単作(たんさく)と言う。転じて、近年では飲食店で昼と夜で提供する料理が変わる店のことを二毛作料理店などと呼ぶようになった。

 

 

考えられるメリット

・昼と夜で違う業態を楽しめる。例)昼はうどん屋、夜は焼き鳥の立ち呑み屋。

・組み合わせる業態によっては相乗効果が狙える。

・飲食店や病院など、夜間に働く方でも利用ができる。

 

 

 

考えられるデメリット

・人件費増やオペレーションの面でデメリットを抱えることもありえる。

・コンセプトがブレる可能性がある。

・違う業態を組み合わせはハードルが高い。

 

 

「店が死んでいる時間」を利益につなげることができるようになるのと、その時間を借りて、お店を出す人にとっては、全くリスクのない状態で実験的に自分の店を持つことができることになり、双方にとって、メリットがあることが言えます。ただ、その反面、異業態の組み合わせによってそもそものコンセプトから離れてしまうことも懸念材料として挙げられています。両極の意見を踏まえながら、ご覧頂きたい事例があります。2毛作を超える4毛作で坪月商70万を超える怪物店、アガリコオリエンタルビストロ店さんです。

 

 

 

《2毛作を超える時間帯別4毛作!》

■アガリコオリエンタルビストロ(池袋)

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引用:https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13127050/

エスニック × 野菜=ベジニックの新感覚アジアンビストロ。ただ立地は駅から徒歩7分と一等地とは言えない。アガリコの特徴は長い営業時間。平日・祝日に関係なく17:00~翌7:00まで年中無休で営業しています。このお店のやり方は時間帯の客層に合わせた料理を提供する戦略です。

 

 

客層が4回入れ替わる、時間帯別四毛作
・夕方5時~11時から 美味しいと聞いてくる客(インパクトのある料理)
・11時~深夜2時 地元のお客様(つまみを充実させる)
・深夜2時~朝5時 繁華街で仕事を終えた人(店にデリバリーしたお客様の料理で美味しいと知って来店)
・朝5時~朝7時 夜勤を終えた人(ボリュームいっぱい)

 

 

ポイント

眠らない街、東京の象徴とも言えるお店ですが、時間帯別にここまでターゲットを明確にしたお店は今までなかったのではないでしょうか。昨年、ファミリーレストランを初めとする24時間化営業の廃止がニュースにもなりましたが、 “ただ開けておく” というスタンスとは意味合いが違います。現にアガリコさんでも営業時間伸ばすだけでは人件費だけ掛かるので赤字になるといいます。坪月商70万円は、街を知ることで生み出した一つの成功事例ということができそうです。

 



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