食事もエンターテインメントも単独で楽しむ『おひとりさま』という言葉が流行してから、しばらくがたちます。
日本の世帯状況をみると、今後もおひとりさま消費の増加が見込まれます。おひとりさまが入りやすい雰囲気やメニューづくりを徹底することで、今までとは違った『おひとりさま』専用のビジネス戦略を展開しましょう。

 

おひとりさまとは

おひとりさま

『おひとりさま』とは、飲食店に一人で訪れる客に対する敬称です。
以前は女性の単独客をさしてそう呼んでいましたが、昨今では男性に対しても使うようになりました。

 

今は良い印象で語られる『おひとりさま』

『おひとりさま』という言葉が出始めた時、大人が一人で外食をする姿からか、“ひとりぼっちの人”や“さみしい人”といったネガティブなイメージがありました。
今現在では、一人であることを恐れずどこへでもでかけていける“自立心が旺盛でポジティブな人、”という良いイメージで語られるようになりました。

 

『おひとりさま』はストレス解消

おひとりさまの魅力は、だれに合わせる必要もない、自分のためだけに食事を楽しめる、という点です。
仕事で付き合い、プライベートでも付き合い、家族といても付き合い。社会人と付き合いは切っても切れない関係です。
そんなストレス社会に生きているからこそ“だれにも合わせなくていい、自分一人で決めていい”そんな気楽なおひとりさまライフスタイルが、現代社会のストレス解消とぴったりマッチしています。

 

『おひとりさま』は今後も増加する

今後はさらにおひとりさまが増加する傾向にあります。なぜなら、日本国内では家族世帯が減少し、単独世帯が増加傾向にあるからです。東京圏ではすでに単独世帯が家族世帯の数を上回っており、この傾向は東京だけでなく全国的に広がっています。いずれは、すべての都道府県で単独世帯が最も多い世帯になるといわれています。

 

飲食店にとっての『おひとりさま』

おひとりさまは、“自分の意志で自由にある程度のお金を使える消費者”です。毎月の家賃を支払ってはいるが、住宅ローンなどの大きな借金を抱えておらず、家族と一緒に住んでいないこともあって、自分のために自分の意志で、ささやかな出費ができる人たちです。
大きなぜいたくはできないかもしれませんが、小さなぜいたくはできる、おひとりさまはそんな“有限の”消費者です。

 

『おひとりさま』を飲食店に取り入れるメリット

おひとりさまのメリット

そんなおひとりさまを飲食店の顧客として取り入れるメリットはさまざまです。

 

1回転率が良い

おひとりさまの目的はおいしい料理、そしてお酒です。食事が済めばサッと帰る人が多いのが特徴です。
それに対して、グループ客は食事だけでなく雑談を楽しむため、滞在時間が長くなりがちです。

 

2マナーが期待できる

おひとりさまは単独で来店するので、飲食を静かに楽しんでくれることが期待できます。
それに対し、グループ客は酒を飲み過ぎて羽目を外したり、大騒ぎする可能性があります。

 

3本来はなかった消費を引き出せる

おひとりさまは、仕事が終わってそのまま自宅に帰りますが、それを誰かに決められていません。身の軽いおひとりさまだからこそ、魅力的な商品をディスプレイすることによって、足を止めてもらうことが可能です。
家族がいる人だと、夕食が用意されていたり、帰宅時間が決まっていたりするため、ふらりと飲食店に立ち入ることが難しいのが現状です。

 

『おひとりさま』を飲食店に取り入れる方法

おひとりさま

具体的に、おひとりさまを飲食店に取り入れるためにはどんな努力をすればよいのでしょうか。

 

手の届く範囲のぜいたくを用意する

おひとりさまをとりこむときに、豪華なセットメニューを用意する必要はありません。コーヒーショップのコーヒーのように、パティスリーの片隅にあるイートインのように、「手軽で」「コストパフォーマンスがよい」「プチぜいたく」なサービスを用意しましょう。

 

ちょい飲みメニューでアフターファイブを狙う

仕事上がりにそのまま帰宅するよりは、少し飲んで帰りたい。そんなお客様の足を止められるような、少しだけ立ち寄って飲める「ちょい飲み」メニューを推進しましょう。

 

ヘルシー食材を使い、アピールする

女性のおひとりさまは、健康や美容に気を使っている方が多いのが特徴です。コッテリとしたメニューよりも、ヘルシーさに気を使ったメニューの方が食指が動きやすいでしょう。
たとえば鶏肉を使ったメニューであれば「悪玉コレステロールを減らす」「コラーゲンがたっぷり」など、素材の良い特徴をメニューに記載しましょう。

 

『おひとりさま』歓迎アピールをする

いくらおひとりさま用のメニューがあっても、店にその雰囲気がなければ立ち寄るのが難しいもの。メニューの名前にも気を配り、スタッフの接客を明るくし、フェイスブックやツイッター、インスタグラムなどで、おひとりさまを歓迎していることをアピールしましょう。

 

『おひとりさま』は飲食店の希望!

以上、飲食店にとってのおひとりさまについてお紹介してきました。
外食産業の希望ともいえるおひとりさまを上手に取り込んで、売り上げアップを目指していきましょう。

 

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