ちょい呑みして気付いたこと4つをちょいレポ ~酒場 シナトラ目黒店~

個性派の面々が集う、ここはサンフェリスタ目黒。
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全フロア攻略するとなると、残りの人生の大半を注ぎ込まなければならぬ程、一癖も二癖もありそうな飲食店が入る雑居ビル。この地下1階に今月の7日にオープンしたばかりの酒場があるとのことで早速お邪魔させて頂きました。

 

 

伝統的な江戸・東京の酒場を象徴する“縄のれん”をくぐるとそこには…
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1.うまいハイボールは氷が違う

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左:ハイボール、右:すだちソーダ、右:生ビール

ギッシギシに入っている氷はその一つ一つが大きく、炭酸の心地よさウィスキーの味・香りまでが研ぎ澄まされていました。それもそのはずで、ドリンクオーダーを受けるたびにキューブ状のアイスをスタッフさんが一つづつアイスピックで割られていました。お店で一番最初に目にし、口にする商品がドリンクです。演出するでもなく、一連のオペレーションに落とし込まれているポテンシャルの大きさを確かに嗅ぎ取ることができました。いきなり心を掴まれてしまった、、、そんなハイボールのお味でした。

 

 

2.無駄を省く、時にはメニューも
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こちらのお店にはメニューブックはありません。あるのは目線上にある木札と半紙に書かれた文字だけのメニューです。写真もなければ、色も白か黒かの違いで2色使いもありません。カウンター越しにスタッフさんにおすすめを聞いてみると、せわしなく動かしていた手をぴたりととめ丁寧に料理の説明をして頂けました。

うちは牛刺しがおすすめです。18時頃に火入れして冷まします。
銅製の大鍋で煮込む肉豆腐もいいですよ。
秋田牛もおいしいですよ。
なんでも美味しいから何を食べても大丈夫ですよ。

要するにすべてがおすすめ。目に留まったもの、好物でも好きなものを頼んで食べる。
誇張することもない。肩肘はる必要も無い。無駄が省かれたメニューからそんなお店の想いが汲み取れます。

 

 

3.主役はアテとサケ
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大衆酒場には定番の大ジョッキ、大皿料理はありません。料理はどれも小鉢に盛り付けられていてどれもお酒に合うアテばかり。アテ・サケどちらが勝るか?という競い合いはなく、どちらが合うか?という共生の感が強い。また、美味しいものお酒に合うものをたくさん食べたい。そんな女性のニーズにも応えるNEO大衆酒場の特長も色濃くでている。

 

 

 

4.カウンターが広い理由
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もう一つ、大衆酒場定番の “あるある” を挙げると、年季の入った調味料セットが各テーブルに用意されているかと思います。ただその定番セットがこちらのお店では一切ありませんでした。そのためか、テーブルはすっきりしており、そこにできあがった料理や飲み物を置くとそれだけでも絵になります。ごちゃごちゃせずしっくり収まるのです。300円・400円台の料理が大半を占めますが、味付けは手前でおこなうのではく、すべてにおいて配慮がなされた料理であることがここからも読み取ることができます。

 

 

丁寧な仕込みに味付け、時間と手間をかけて注がれる飲み物に、量は少量だとしてもいつも以上にゆっくりと時間をかけて頂くことを知りました。皆さんも訪れたら私の言いたいことが分るかと思います。
『酒場は何でも教えてくれる。』そんな言葉が思い浮かぶ程、大変勉強になりました。
ではもう一軒だけ学んで帰ることにします。次回のちょいレポもどうぞお楽しみに。

 

 

取材店舗様
酒場シナトラ目黒店

 

 

 

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Webライター山崎達弥
1979年12月12生。新潟県出身。メニューデザイン研究所メディアの専属ライター。熱燗がまだまだ手放せません。食べることと、飲食店さんをこよなく愛する山崎が執筆させて頂きました。



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