「そうだ、寄り道しよう!」を誘う魅力的な店頭の工夫。餃子と唐揚げの酒場 難波のしんちゃん

仕事を終えて帰宅の途中、家を目指して軽快に歩いているはずの足が思いがけずピタリと止まることがあります。
視界の隅に、何となく見逃せない重要な情報をキャッチした気がしてふと目をやると、
通り掛かった飲食店の店頭ポスターの「生ビール冷えてます!」の一文。

それまで意識していなかった潜在的な欲求が具体的な言葉になってそこにあるのを見た時、「そうだ、私はビールが飲みたかったんだ!」と頭が冷え冷えのビールでいっぱいになり、寄り道心に俄然火がつきます。

「飲みたい(食べたい)」気持ちと「飲ませたい(食べさせたい)」気持ちが出会い、脳内に喜びの鐘が鳴り響く?瞬間です。

 

 

6月1日にまた新たな寄り道先が誕生!その名はしんちゃん

6月に難波中にオープンした「餃子と唐揚げの酒場 難波のしんちゃん」さん。私達はこちらの店舗様の卓上メニューの制作に携わらせて頂きました。
難波のしんちゃんさんの店頭では、たまたま通り掛かってお店を目にしたお客様の潜在的な寄り道心に刺さる様々な「見せ方」がなされています。今回はお客様がテーブルでメニューを手に取る1歩手前、店頭から入店されて席につかれるまでにも「おいしい」が伝わる、店舗様の楽しい工夫をご紹介させて頂きます。

 

 

①店頭の電飾看板

まずは店頭の電飾看板。夜間の視認性の高さが特徴です。
夕暮れになると「餃子」「唐揚げ」、そして「レモンサワー」「ハイボール」の文字が浮かび上がり、店舗そばを通行中の視線の先に飛び込んできます。
写真のない文字のみの看板ですが、潔くおすすめの商品名だけを記載した看板は遠目から見ても分かりやすく、目にしただけであっという間に頭の中に「カリッじゅわっ、しゅわしゅわー」の幸せなイメージが浮かびます。

 

 

②ファサード

駅前の交差点から見える特徴的な巨大な看板にも店名よりも大きな文字でおすすめの「レモンサワー」「ハイボール」の文字が描かれています。
気温の上るこれからの季節、炭酸系アルコールの商品名は目にしただけで即、食欲ならぬ飲欲が湧き上がるので、信号待ちで立ち止まったお客様が看板の文字を見て「そうだ・・」となる事も多いことでしょう。

 

 

③提灯と暖簾

次にファサード、店舗入り口上には紅白の提灯ときりりと白い暖簾が吊るされています。縁日のような楽しげな灯りと店内の様子が伺える丈の短い暖簾は、赤提灯は少し敷居が高い女性でも入店しやすい明るさがあります。

暖簾奥に「チラ見え」するのは入り口までの壁面にずらりと並んだ、おしながきの短冊の花道!つい覗き込んでしまうと「美味しいものが待ってますよ、どうぞー」とお店の中から声が聞こえるような気がして「入ってみたい」という気持ちが高まります。
看板で立ち止まり、暖簾と提灯に引き付けられ、メニューをあれこれ見ながら歩くとお店の入り口にたどり着く。少し奥まった入り口までの距離を逆に活かして、お店の魅力を効果的に伝える店頭ツールの掲出方法です。

 

 

④短冊メニュー

入店後の店内でも、わくわくが継続する楽しい工夫がされています。
店内壁一面にも短冊に書かれたお品書きがぎっしり。更にカウンター上には木札のドリンクメニュー。
「おいしいものが待ってますよー」の声が今度は全方位から聞こえるようです。

 

 

⑤トリセツ

壁面にはおすすめのオーダー方法を示した指南書「しんちゃんの愉しみ方」や卓上メニューを大きく拡大したジャンボメニューの掲出があります。メニューが続々と目に飛び込んでくるこの感じに、席につく前に「あれと、これと・・・」とオーダーの品をそらんじるお客様も多いのではないでしょうか。
こちらはテラス席側入り口そばに貼られたジャンボメニュー

この大きさ分かりますでしょうか。テラス側の通りを通るお客様からもよく見え、メニューでありながら店頭看板の役割も担っています。今夜もまたこの巨大メニューを目にして寄り道心に火がついたお客様が、白い暖簾をくぐる・・・。

 

 

お待ちかねのあれやこれや

さて、店頭看板にもあった難波のしんちゃん様特製レモンサワー。
こちらではキンキンに冷えた銅マグで提供されています。

熱々の餃子には指南書にあるとおり、肉味噌を添えて。
思い描いたイメージを超えるカリッツじゅわ~に幸せがこみ上げます。

 

 

 

まとめ

初回来店の動機づけにつながる店頭PRは、店舗の特徴やアピールポイントをわかりやすく瞬時に伝えることが大切であると言われています。ポスターやタペストリー、看板、ちらしなどでお店の個性を明確に表現してお客様の潜在的なニーズを掘り起こし、「そうだ!」と気づきを与えることで新規来店獲得を促します。

難波のしんちゃん様ではインパクトのある店頭や壁一杯の手書きメニューが、自慢のお料理やこだわりのドリンクを食べて飲んで欲しいというお店の熱い想いを伝える自立したツールとなって、集客に威力を発揮していました。

そういえば、通行中の目に飛び込んきた気がしたいつかの店頭ポスターも、そんな店舗様の熱い想いが形になったものだったからなのかも「・・・」と改めて感じました。

そして今夜も・・・寄り道ばんざい。

 

 

 

店舗情報
餃子と唐揚げの酒場 難波のしんちゃん
大阪府大阪市浪速区難波中2-8-98
06-6649-0310
難波駅より徒歩5分
なんばパークスの西側

 

 

 

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営業本部 長田 純子
兵庫県出身。メニューデザイン研究所大阪本社勤務。マイブームは寄り道からのハシゴ酒。



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