注文したくなるメニュー、その理由はシズル感?

ある仕事でご一緒させていただいた、フードカメラマンの言葉が記憶に残っている。

「美味しさは、料理の表情。表情の豊かな料理写真からは美味しさが見えてくる」

メニューにおいて注文してもらうためには、どうやって料理の美味しさを伝えるかが重要となります。写真、メニュー名、キャプションなど美味しさを伝えるシズルはさまざま。今回は、お客様が注文する理由になる “シズル感” について弊社のメニュー実例をもとに考えてみた。

 

書いたのは私です

img_7299クリエイティブ 本部長 田中 慶介
1974年5月12日生。東京都出身。メニューデザイン研究所 クリエイティブ本部 東京支社所属。マイブームはラテラルレイズの田中が執筆させていただきました。

 

 

 

そもそもシズル感とは?

シズル感とは、英語の擬音語で、肉を焼く時のジュージューいう音のことをシズル(sizzle)と言う。そこから転じて、人の感覚を刺激する感じのことを指し、広告やデザインの世界では、瑞々しさというような意味で使われたりする。引用:美術用語辞典

お店などの販売系でいうなら、売込みの最大のセールスポイントのことである。ステーキに例えるなら、あの分厚い肉の焼ける音や匂いであり、お客様が自身が重要だと思うことである。つまりシズル感とは、商品自体よりも、商品から得られるメリットを判りやすく感情的に表現することであり、この感情に訴えるものが強烈な購入の動機となるのです。

 

 

写真から料理の質感や味・匂いがわかる

まずは「美味しそう!」「食べてみたい!」と 思わせることのできる写真がなければ、お客様がその味にたどり着くこともできないのも現実。せっかくの美味しい料理があってもそれでは意味がない。メニュー写真は料理第一印象を決定づける大切な存在。写りのよくない写真をメニューに載せ続けることは、かえってそのお店にとって マイナスな要素になりかねない。視覚的にパッと見て「「美味しそう!」「なんか良さそう!」と感じる写真にのみ、人のセンサーが反応する。そういった意味で「メニューは写真が命」である。

 

 

ネーミングもシズル感をプラスして

あなたならどっちを注文しますか?
1)とろけるチーズの丸ごとトマトオーブン焼き
2)トマトオーブン焼き

こちらの実例でいうと、「とろけるチーズ」でチーズの感触を連想させ、普通のトマトオーブン焼きとは違う感じがする。そこに消費者は付加価値を感じる。

他にも、「丸ごと」で、たっぷり感を表現。これでたっぷりなイメージをしてもらい、いつものトマトオーブン焼きの量を変える必要はなく小さめの器に盛り付ければいいだけ。そんなふうにほんの少しだけでもネーミングを変えただけで、
売り上げが何倍にもなったということもあります。

 

 

お店の情緒は手書きPOPにおまかせ

手書きが人に伝える効果は、情緒、温かい雰囲気、料理に対する心意気、妙に期待感が煽られる、鮮度が良さそうなど、まさにシズルのオンパレード。そう、お客様が感じる付加価値がたくさん詰まっている。手書きPOPを貼るだけで、お店の人の存在がグッと感じられるようになり安心や信頼感を感じられる効果があると思う。

弊社でも手書きPOPにはかなりの時間と労力を費やして研究している。
【知ってると超使える!】手書メニューの書き方

 

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか?シズル感と言っても、ひとことに要約できないたいへん奥が深いことがわかる。お客様が注文したくなる理由=シズル感を追い求めて探し出すことが、我々がご繁盛に貢献できる近道になると信じて、日々のメニュー研鑽を重ねていきたい。



メニューの力

業態別からメニューブックを選ぶ