次は絶対ナポリタン!谷町をかけぬける大衆の風。スタンドそのだ

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中華そばが食べたいと、歩いたこともない商店街を突き進みます。まだ知らない商店街が大阪にもあるんだな~と思いながら更に歩みを進めると突然現る大きな暖簾。噂は兼ねてより聞いていました。まさかここで出会えるとは!!大衆好きなら一度は行くべき店として聞いていたお店、『スタンドそのだ』さんです。

シンプルな暖簾が5月の風に気持ちよくたなびいています。めくれ上がると同時に、立ち上がる懐かしい油の香り。これはメンチカツか唐揚げか?ここで出会えたことに感謝。きっと今日も大衆が旨い!

 

 

 

中華そば から始まった、居酒屋的な大衆食堂

大阪は谷町六丁目寄り、空堀商店街のハズレ、物静かな雰囲気の商店街に昨年オープンした居酒屋『そのだ』。5年前に玉造でオープンした『中華そば そのだ』がベースとなるそうです。中華そばを求めていた私にとってはこれとないタイミング。迷わず中華そば定食860円を注文することに。早速ラーメン レポートですが、あっさりとした醤油ベースと思いきやスープを飲んで思った感想は、コク深さです。粗めで不ぞろいな背油が口の中でとろけるかと思いきや、アサリが一気に海原に連れ出してくれます。流石は人気のラーメン店がベースとあって魅せてくれるものが違います☆

こちらのお店は既に巷では人気店となっています。「大衆」の名のつくとおり、お店の雰囲気もメニューもどことなく懐かしい匂いがします。訪れた日は平日の昼間ですが、マダムがゆっくりとビールを吞んでいたりと、ミナミの歓楽街で見られる光景とは明らかに違います。ゆるさの中に気品も感じられる時間がそこにはありました。

 

 

 

ポテサラ好きな人に、唐揚げ好きな人にあるあると早く言いたい…。

ポテサラと唐揚げのコンビが定食を頼むと必ずついてきます。得した気分に♪ポテサラはマスタードの聞いたスパイシーな味付けと、しっとりとしたじゃが芋の優しさで白飯をかきこむスピードも増し増しです。一方、唐揚げはドイツのとある都市名を思わせる竜田風でサクサクジューシーな食感でたまらない仕上がりに。このことを、ポテサラ好きなあの人と、唐揚げ好きなあの人に早く言いたい!と口コミしたくなるミニコンビでした。

 

 

 

全部食べたくなるメニュー

人って変わる生き物ですね。。散々、中華そばを持ち上げている最中にも、目移りするなんて。正面に見据える真っ白なプレートに描かれたメニューが無言の挑発を続けています。何度となく見続けて、食べ続けてきたコトバ達なのに見飽きない、食べ飽きない大衆の凄さ!あれもこれもと食べたいメニューが並びます。味はもちろん、食べながらリピーターを作る粋なメニューが大衆の強さ!でもあります。次はナポリタンで行かせてもらいます。

 

 

 

大衆食堂を分析!

お店と自宅との中間的要素を放つのが大衆食堂の居心地だと感じます。また最近のネオ大衆と呼ばれているお店は共通してデザイン要素が入ることが前提です。長い年月を経て染み付いたお店の味みたいなものを、デザインで演出することがポイントです。実際のものと比べると年季の差はありますが、元々新しいものを汚す作業のため、清潔感は残ります。こちらのお店もその演出が程よく漂っていました。大衆と聞くと、サラリーマンやガテン系のオアシスと紐付けるのが一般的な中、お客さんの半分が女性客で占めるのがネオ大衆の特長かもしれません。人から見られても恥ずかしくないかっこよさみたいなものもあるのかな~と思いました。現にスタッフの方はアパレルショップで働いていてもおかしくない程オシャレな方ばかりでした。

 

 

 

勝手口から正面入り口へと駆け抜ける心地よい風が満足感を更に高めてくれます。汗を拭った際に貼り付いたおでこのティッシュペーパーに優しく指摘するスタッフさんの心遣いに優しい気持ちになれた5月の『そのだ』さんでした。

 

 

 

img_7299Webライター山崎達弥
1979年12月12生。新潟県出身。メニューデザイン研究所メディアの専属ライター。大衆は永遠に不滅です。食べることと、飲食店さんをこよなく愛する山崎が執筆させて頂きました。


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