【東京トレンド情報】人気の“かき氷”に見る、「懐かしいの逆襲」とは?

東京のメニューデザイン研究所デザイナーが独自の感性と視点で東京のトレンドを紐解く、その名も「東京トレンド会議」。

この7月より形を変え、デザイナー同士が面と向き合う会議の場から、場所を街へと移し五感を駆使した体当たり取材を行っています。第一弾は今が旬の“かき氷”です。古くより「夏の風物詩」として愛されてきた“かき氷”ですが、ここ最近では若者を取り込み行列をなすお店もあります。人気の背景には何が隠されているのでしょうか?懐かしさの中に潜むものを、五感ビンビン、頭はキンキンで取材してきました。

 

 

 

かき氷工房 雪菓
~ 巣鴨にある、待ち時間約2時間の名店(実体験による)~

 

まず最初に訪れた場所は、おばあちゃんの原宿、巣鴨です。お目当てのお店に着いた時間が16:00。行列の後について待つこと約2時間 。。。あまり大きいとは言えない店内に、かき氷器が二台で回されていることもあるのでしょうか?デジタルに頼らない昔ながらのやり方は巣鴨という立地にあっているのかもしれません。ただそれにしてももの凄い人だかりです。おばちゃんも若い子も一緒になって自分の番を待ちます。

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猫のぬいぐるみがやや雑に!? 置かれていてる店内は、カフェの居抜きのような印象でした。気取った感じはありません。

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ただ、お店自体は今年の6月に2周年を迎えられたばかりでした。佇まいからは老舗だとばかり思っていたので驚きです!!

 

 

今回、食べたかき氷
・レアチーズ
・ピオーネ(ヨーグルトをプラス)

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食べての感想:

通常のかき氷より、きめ細かく、噛まなくても口の中で溶ていきます。そのためダイレクトに感じるシロップがとても重要であることがわかります。調べてみますと、こちらのシロップすべてが手作りされていることが分かりました。考えてみればかき氷はとてもシンプルな食べ物です。素材がもの言う中、自家製のシロップでバリエーションが豊富であれば、それはもう魅力でしかありません。人気の秘訣に納得です。

原点を徹底的に突き止めていくことで、この現代には逆に新しい価値を生み出しているのかもしれません。

 

 

 

ソルビン ハラジュク(SULBING HARAJUKU)

~2016 年6 月30 日( 木) 原宿にオープンした注目度・人気度が最も高い(所感による)~

 

次に訪れた場所は本物の原宿です。19:00 過ぎの入店でしたが、待ち時間は5 分少々でスムーズに入店することができました(ホッ…)。ですが、昼間は整理券が配られる等、入店規制があるとのことなので先程の「雪菓」同様に時間帯によっては行列の覚悟が必要なようです。

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客層は9割りが 女性客。男性だけでのお客様はいませんでした。店内は広々としていて清潔感もあります。

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ショーケースでは個々の魅力アピールするサンプルが並びます。お客さんの期待値を上げるに申し分の無い見た目です。

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ショーケースの上にはメニューも用意されていました。coming soon との表記がある商品もあります。今食べれないと分かると、無性に食べたくなる衝動が…。

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今回、食べたソルビン
・きな粉餅ソルビン【人気No. 1】
・アフォガートソルビン

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食べての感想:
新雪のような、フワッとした、今まで食べたことのない食感です。意外に溶けるのが遅く舌の上でも残ります。ボリュームにも圧倒されますが、以外に食べきれてしまうのも不思議な体験でした。周りの女性客も完食されている方が多くおられました。通常のカキ氷だと、最後の方は溶けてしまい水っぽくなったりもしますが、こちらのソルビンはトッピングの相性とを感じながら食べることができるため、ゆっくりと会話を楽しみながらカフェ感覚で使用できるのも人気の秘訣だと感じました。

 

 

 

 

まとめ

かき氷の新旧を見るような対象的な二店舗でした。

雪菓さんは旧をとことん突き詰める事で逆に新しさを感じるかき氷なのがとても印象的でした。ソルビンさんはオープン初日には4時間待ちを記録したそうで、もはや韓国の本店に行った方が早いのでは?と言うネットニュースまで出回る人気ぶりです。

両店に共通して言えるのは、SNSへのアクションがどちらも活発に行われていることです。天然・自家製が生む美味しさは現代では、レアとされ、見た目に美しいフルーツ等のデコレーションは写真栄えするためいつもより多くの「いいね」が期待できます。若い女性とは切っても切れないSNSとの連動は、集客にとっても新しい口コミとして定着しつつあるようです。

ただそれも『体験』があってからこそです。『夏ならでは』の体験を求める若者にとって飲食店は、その願望を実現するための一番身近なスポットなのかもしれませんね。

まだまだ“かき氷”ブームは続くことが予想されます。通年通じても食べたい“かき氷”になれば更なる大ブームが生まれるかもしれません!!そんなこと考えながら、もう一件行ってみます。

以上、東京トレンド情報でした。

 



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