飲食店を開業するには莫大な費用とリスクが伴います。しかし近年では「クラウドファンディング」を利用して、開業資金を調達する飲食店も増えてきました。

  • クラウドファンディングの仕組みを知りたい
  • クラウドファンディングの成功事例が知りたい
  • プロジェクト成功のポイントを知りたい

 

こういった疑問を持つ人もいるかと思います。そこで今回はクラウドファンディングの仕組みや成功事例を詳しく解説していきます。

 

クラウドファンディングとは?

飲食店のクラウドファンディング

「クラウドファンディング」とは、「群衆(Crowd)」と「資金調達(Funding)」という二つの言葉を掛け合わせた造語です。

インターネット上で不特定多数の人に資金提供を呼びかけ、賛同した人や応援をしたい人から支援を受ける仕組みになっています。要するに飲食店を開業したい人と、それに支援したい人を繋ぐサービスといったところです。

 

支援者が行う3つの資金提供

支援者が行う資金提供には大きく分けて3つあります。

 

購入型

支援した金額に応じてサービスや商品を受け取れる仕組みです。例えば「3000円支援してくれた人にはドリンク10杯まで無料」というイメージ。飲食店を開業するなら、この購入型を上手く利用して資金を集めることをおすすめします。ちなみにリターンは現金以外でないと受け取ることができません。

 

寄付型

支援した人がリターンを受け取らない仕組みです。主に災害や途上国の支援でのクラウドファンディングに使われるます。

 

投資型

支援金額を一口として、株券や金銭のリターンを受けることができる仕組みです。例えば「お店の利益が100万円出るごとに1万円リターン」というイメージ。投資型は一口の金額が大きいので一般向けではありません。

クラウドファンディングで飲食店を開業したい人は、自己紹介や開業したい飲食店の概要、気持ちなどをクラウドファンディングサービス上に公開をします。やみくもに説明するだけでは支援者の賛同を得ることができません。

画期的な取り組みや開業をするバックグラウンドなど、思わず支援したくなるよなストーリーが必要になるでしょう。

 

 

飲食店におすすめのクラウドファンディングサービスの紹介

飲食店のクラウドファンディング

日本には数多くのクラウドファンディングサービスがあり、どれを選んでいいか迷ってしまいますよね。そこで飲食店におすすめのクラウドファンディングサービスをいくつか紹介します。

 

CAMPFIRE

キャンプファイアー

出典:https://camp-fire.jp/

「CAMPFIRE」は国内最大級のクラウドファンディングサービスです。知名度も高く、プロジェクトの露出もしやすいプラットフォームになります。後ほど紹介する「3rdTable」を参加に、さらにサービスの拡大を計っています。

クラウドファンディング初心者に向けて、WEBで無料診断も行っており、プロジェクトを立ち上げる前に入念な計画を立てれるでしょう。様々なプロジェクトを見るだけでも勉強になるかと思いますので、参考にしてみてください。

 

 

Makuake

makuake

出典:https://www.makuake.com/

「Makuake」は国内のクラウドファンディング飲食店ジャンルにおいて、「調達額No. 1」「プロジェクト掲載数No. 1」に輝いています。後ほど紹介する成功事例のお店「ローストヒース」も「Makuake」を利用して、500万円以上を調達しました。

お店のオープン前からメディアに取り上げられることが多く、日本酒100種類が時間無制限(3000円)で飲み放題のお店「KURAND SAKE MARKET」では、クラウドファンディングを開始した当初から100メディア以上から取り上げられるほど話題を呼びました。

「Makuake」ではひとつのプロジェクトに対し担当者が一人つきます。約2000件以上のプロジェクトをサポートしてきたキュレーターが、細いところまで指導してくれるため、クラウドファンディングが初めての人でも安心です。

 

 

kitchen starter

kitchenstarter

出典:https://kitchenstarter.jp/

「kitchen starter」は日本初の飲食店特化型のクラウドファンディングサービスです。クラウドファンディングのコンセプトが、支援者に賛同されるか事前にリサーチ、担当者が親身になって相談に乗ってくれます。お店のオープンだけでなく、商品開発など少額からのクラウドファンディングも可能です。

 

 

3rdTable

3rd Table

出典:https://camp-fire.jp/channels/3rdtable

「3rdTable」は飲食店特化型のクラウドファンディングサービスで、2019年4月15日よりクラウドファンディング「CAMPFIRE」内で運営を開始しました。

「CAMPFIRE」は国内最大級のクラウドファンディングサービスで、115万人以上の支援者がプロジェクトに参加しています。より多くの人にプロジェクトを認知してもらえるため、メディアやSNSの露出も増えやすいです。またファンの獲得や開業後の店舗運営までサポートを手厚く、飲食業が初めてという人でも安心して取り組むことができます。

 

 

飲食店クラウドファンディングの成功事例を紹介

飲食店のクラウドファンディング

それでは飲食店でクラウドファンディングを立ち上げた人の成功事例を紹介します。

 

中華料理ファンファン

中国料理ファンファン

新大阪で31年間地元の方はじめ今まで沢山の方々に愛されてきた「中国料理ファンファン」。「中国料理ファンファン」が新大阪にリニューアルオープンするにあたって、Makuake限定で『ファンファン復活サポーター』を募集しました。目標金額777,777円に対して、集まった金額は2,531,000円と目標を大きく上回って大成功をおさめました。成功術に関しては過去記事のインタビュー記事をご覧ください。

 

ローストホース

東京・広尾にある会員制の馬肉専門店「ローストホース」は、先ほど紹介した「Makuake」を活用して目標の300万円の大きく上回る550万円以上を調達しています。

支援者はローストホースの会員になれる権利がもらえ、最初の1年間は6,500円で飲み放題・食べ放題の特典付きというもの。お得なリターンを打ち出して500人以上の支援者を集めましたが、予約が困難になる可能性があると判断し、途中で募集を打ち切ることにしました。

支援者にとって魅力的なリターンを打ち出したことが成功に繋がったと考えられます。

 

 

SABAR

とろさば料理専門店である「SABAR」は、東京進出の際に「Makuake」を活用して資金調達を行いました。

実は「SABAR」、倒産寸前で危機的状況に追い込まれていた最中でのクラウドファンディング。「自身の鯖に懸ける情熱」をPRページにこれでもかと記載した結果、1000人以上からの支援が集まり、約3500万円の資金調達に成功したのです。

代表の右田孝宣氏は「自分が鯖とどう向き合ってきたか」「今後は鯖をどのように活かしていくか」など、鯖に対しての情熱が支援者の心を揺さぶったと話されています。

このプロジェクトは費用対効果抜群の宣伝にもなりました。クラウドファンディングをすることにより、メディアやSNSでの露出が増え、大きな宣伝効果を得られたのです。右田孝宣氏の鯖に賭ける情熱がプロジェクト成功へと導きました。

 

 

おいしいプラス

「おいしいプラス」は「化学調味料、保存料、着色料、香辛料不使用」「カロリー500kcal以下、糖質40g以下」がウリのお弁当屋さんです。クラウドファンディング社が立ち上げた「jitsugen」で、一口50万からの支援を募り、応募開始初日で3,500万円までに達しました。

「おいしいプラス」が他のクラウドファンディングとは違うのは「投資型」という点です。お弁当が200個売れたら、投資した人に配当金が配られ、それ以下だと元本割れになる仕組みになります。

それでも支援が集まったのは、健康志向が高まる時代の流れだと考察されています。アイデア次第で、大きな金額を調達できることを証明してくれたプロジェクトと言えるでしょう。

 

 

魚谷屋

東京・中野にある漁師居酒屋「魚谷屋」は、「宮城県の良さを発信したい」という想いで開業した海鮮系居酒屋です。ただ美味しい魚介類を食べるのではなく、生産者や漁師さんの交流することを打ち出すことで、約493万円の調達に成功しました。

「魚谷屋」では月に何度か漁師さんを呼んで店頭に立ってもらいます。「食材に対する想い」「漁業に関する話」を来店したお客さんに共有し、宮城県の魅力を知ってもらおうと考えました。

創業者の魚谷浩氏は、兵庫県で阪神淡路大震災を経験、東日本大震災の時にはボランティアとして1年以上も宮城県に関わっていたのです。その時に宮城県の良さを発信していこうと決意し、「魚谷屋」の立ち上げを決めました。

多くの人の共感を生むストーリーは、クラウドファンディングとの相性も良いことが分かりますね。

 

 

C by favy

東京・西新宿にある「C by favy」は、肉も魚も野菜も1000円で無制限食べ放題をウリにした立ち飲みバルです。ビールやハイボールも390円から楽しめる庶民の味方とも言えるお店。

そんな「C by favy」は開業時に「ムール貝食べ放題会員を募集」というプロジェクトを立ち上げ、約350万円の資金調達に成功しています。また定期的に「食べ放題チケット」「毎日1杯目フリー会員」「1ヶ月無限飲み放題会員」などのクラウドファンディングを立ち上げ注目を集めています。

新しい挑戦を続ける「C by favy」は、飲食店を開業したい人だけでなく、飲食店経営をしている人の参考にもなるお店です。

 

 

森の図書室

東京・渋谷にある「森の図書室」は、「深夜1時まで楽しめる図書館を作ろう」をコンセプトにプロジェクトを立ち上げました。500円から支援ができるように設定し、結果的に1か月間で1737人の支援者から953万円の調達に成功。達成率は9530%になり、ありえない金額を叩き出したのです。

支援者の多くは「こんな場所が欲しかった」「あったらいいなと思ってた」という声もあり、多くの共感を集めたことがプロジェクト成功に繋がったと言われています。

 

 

セララバアド

東京・渋谷にある「セララバアド」は、ヨーロッパで修行を積んだ橋本宏一氏が開業したレストランです。開業資金の不足分50万円を目標金額に設定し、約116万円の調達に成功。支援者へのリターンは「レセプションパーティー招待券」「コースディナーの提供」など6種類が設定されました。

橋本氏は世界ランキング1位に輝いたレストランでの修行経験もあり、飲食業界では有名なシェフでした。「この人を支援して料理を食べてみたい」という人も多く、一気に支援額が集まったのです。

また数多くのメディアに取り上げられ、露出が増えたことも成功の要因と考えられています。

 

 

まとめ

今回はクラウドファンディングの仕組みや成功事例を紹介してきました。クラウドファンディングは入念な計画を立てなければ成功はあり得ません。

本記事のポイントは以下の3つ。

  • メディアに露出の多いサービスを選ぶ
  • 支援者の賛同が得られるストーリー
  • 魅力的なリターンを用意

 

今回紹介した成功事例を参考に、自身の熱い想いをまとめてみてください。また分からないことがれば、クラウドファンディングサービスに相談をしてみましょう。

 

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