「イミ消費・トキ消費」という消費スタイルをご存知ですか?

「イミ消費・トキ消費」とはモノ消費から、コト消費に続く、新しい消費スタイルになります。本記事では、消費者のニーズの移り変わりや、現代の消費スタイルである「イミ消費・トキ消費」についてまとめていきたいと思います。

 

90年代後半〜2000年代初頭はモノ消費からコト消費へ

90年代後半〜2000年代初頭にかけて、家電や化粧品、美味しい料理などの”モノ”を所有して得られる利便性や、モノを購入することに価値をおいた消費スタイル「モノ消費」から、体験や行動に価値をおいた消費スタイル「コト消費」へと移り変わりました。

通販サイトなどのネット購入ができるようになったことで”モノ”への欲求が減り、逆に「ここでしか体験できない」といった体験のニーズが高まり、「所有」より「体験」を重視する消費スタイルがトレンドとなりました。それにより、美味しい料理を提供する「モノ売り」から、美味しい料理を通じて、幸せな体験・時間を提供する「コト売り」をする飲食店も非常に増えました。

そして2010年代以降の現在、新しい消費スタイルとして、現在注目されているのが「イミ消費・トキ消費」です。

 

2010年代以降のトレンドは「イミ消費・トキ消費」

2010年代以降の新しい消費スタイルと言われている「イミ消費・トキ消費」についてまとめていきます。

「イミ消費」とは?

「イミ消費」とは、モノ消費、コト消費に続く新しい消費スタイルで、ただ美味しいだけでなく、それを消費することで自然や社会に貢献できるという付加価値が含まれた消費のことを言います。

ホットペッパーグルメ外食総研エヴァンジェリストの竹田クニ氏が定義した消費スタイルになります。

2015年の内閣府の行った「消費者心理の変化」の調査によると、「どうせ食べるなら誰かのためになるほうがよい」と思うかという質問に対して、64.3%の人が「そう思う」と回答しています。このように健康維持や社会保全、地域活性、他者支援などの「貢献」をキーワードとした消費傾向が現に伸びてきており、これからさらに高まっていきます。

外食産業では、テイクアウトやデリバリーなどの「ポータブル(持ち運びできる)」+「グルメ(おいしい)」=「ポータグルメ」や、生産者と食材の大事さを共有し、それを飲食店を通じてお客様に真面目に美味しく楽しく提供しようという需要が高まることが予想できます。

 

「トキ消費」とは?

「トキ消費」は、スマートフォンとSNSが浸透した現在、広がりつつある新しい消費スタイルのことを言います。「非再現性・限定性」「参加性」「貢献性」といった3つの特徴を持っていて、「コト消費」から1歩進んだ、生活者のニーズとなります。

具体例をあげると音楽フェスや、アイドルの総選挙、W杯やこれから行われる東京オリンピックなども「トキ消費」に当たります。

大手広告代理店ではすでに、従来の「コト消費」とは異なった「トキ消費」を意識したマーケティングやプロモーションも行われており、事例をあげるとこのようなものがあります。

 

例えば、某ハンバーガーチェーンが実施した「ハンバーガー生き残りキャンペーン」は、スタッフからの人気が高いものの売り上げは最下位というハンバーガーを、「約2カ月の期間中に、売り上げランキングで8位以上に入らないと販売終了」と打ち出した。結果は、多くの人がそのハンバーガーを食べるためにお店に足を運び、見事にランクインしたことで販売存続が決定。さらに店舗への客数増にもつながった。

 

 

イミ消費・トキ消費と相性のいいサービスやもの

トレンドの消費スタイル「イミ消費」「トキ消費」についてわかっていただけたところで、次に外食産業(飲食店)と相性のいいサービスやものをご紹介していきたいと思います。

1クラウドファンディング

クラウドファンディングとはインターネット経由でやりたいことを提示し、全国から支援者を募集し資金調達の実施ができる仕組みのことです。プロジェクトの内容にもよりますが、「非再現性・限定性」「参加性」「貢献性」を押さえたプロジェクトは資金が集まりやすいです。そう簡単ではありませんが、やりたいことを実現したい何かがあれば、一度試してみるのもありだと思います。

 

2無化学調味料、無添加、無農薬

飲食店に行って美味しい料理が出てくるのが当たり前となった現代では、消費者は提供される料理にイミ(意味)を求めます。人の健康を考えた無化学調味料、無添加、無農薬を謳っている飲食店もだんだんと増えてきました。

「どうせ同じ金額を払うのであれば、健康な食事(意味のあるもの)がいい。」消費者はこのような考えを持った人が増えています。他店の差別化、お店の強みともなり得るので、今使っている食材を今一度見直してみると良いでしょう。

 

3食材ロス防止アプリ

毎日の余剰食材を使った「今日のおまかせ料理」を一般のお客様へ提供する食材ロスアプリもこれからの消費スタイルと相性が良いです。フードパスポートや、Reduce GOなどがそれに当たります。一般のお客様は月額定額制(サブスクリプション)でお得に飲み食いすることができ、お得感と貢献性も感じられます。飲食店側も食材ロス防止もできる上に集客や売上向上にも繋がります。

外食産業で話題の月額定額制(サブスクリプション)サービスのまとめ記事でいくつか紹介しているのでぜひご覧ください。

 

これからの外食産業における「価値」とは?

ホットペッパーグルメ外食総研エヴァンジェリストの竹田クニ氏は、

  • メニュー(調理、提供方法)
  • 食材の質
  • ストーリー
  • 空間の魅力
  • 接客

 

この5つの項目が外食における価値だと明言しています。

「そのお店(飲食店)でしか得られない価値」をいかにして創りあげ、いかに「価値にふさわしい対価」を消費者からいただくかが、これからの飲食店経営において大事な項目となります。

 

イミ消費・トキ消費への変化に対応した飲食店作り

今後の外食産業では従来の「モノ売り」「コト売り」だけでは、消費者のニーズを捉えることはできません。「イミ消費・トキ消費」への変化に対応する為には、お店(飲食店)の付加価値を改めて明確化することが求められます。明確化した上で、どの要素で他店と差別化するのかが重要となります。

店舗の付加価値を創造し、磨いていくために、新たな商品・サービスまたはビジネスモデルを開発するイノベーションを実現していくことが、繁盛店へとなることに繋がると思われます。時代のニーズを抑えた飲食店作りに励んでください。

 

 

<<参考記事>>

 

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