QRコード決済

テレビCMやインターネット広告で目にする機会が増えたQRコード決済サービス。大規模な還元キャンペーンや、店舗側の手数料無料などをうたい文句に、導入を進めようとしています。ですが、なかなか導入が進んでいないのが現状です。

先日、MMD研究所は2019年1月8日~1月10日の期間で「QRコード決済サービスの利用に関する調査」を実施してデータを発表したので、それを見ながらQRコード決済の現状と、何故QRコード決済が普及しないのかを解説していこうと思います。

対象となったQRコード決済サービスは以下のサービスです。

・楽天Pay
・PayPay
・LINE Pay
・d払い
・Amazon Pay
・Origami Pay
・Alipay
・WeChat Pay

 

一番使用されているQRコード決済サービスは楽天Pay。

QRコード決済利用状況
出典:https://netshop.impress.co.jp/node/6200

まず現状把握として、QRコード決済の利用状況について見ていきます。一番使用されているQRコード決済。

1位.楽天ペイ

2位.PayPay

3位.LINE Pay

PayPayは大規模なキャッシュバックキャンペーンをテレビCMで流してましたね。LINEもキャッシュバックキャンペーンを行った後のデータです。それでも、楽天Payが1位なのはQRコード決済を先行導入していた事と、既に楽天経済圏が出来上がっている事を示唆しています。ただ、1位の楽天ペイでも1割に満たないので、QRコード決済の利用率の低さが目立ちます。次に、なぜQRコード決済サービスを利用しないかを見ていきます。

 

なぜQRコード決済サービスを利用しないか。

QRコード決済

出典:https://netshop.impress.co.jp/node/6200

グラフを見てもらえば分かる通り、約7割の方が現状の支払い方法に不満がない事が分かります。不満がなければ、わざわざQRコード決済を選ぶ人が少ない事が分かります。クレジットカード払いを導入にするか悩まれてる経営者は、QRコード決済も選択肢に入れるべきです。なぜなら、QRコード決済の方が手数料面などでお得だからです。

 

QRコード決済サービスを利用する人の理由は?

QRコード決済

出典:https://netshop.impress.co.jp/node/6200

一番の利用動機はポイントです。次に、会計時にスピードを求める方が多い事が分かります。

 

小規模カフェにQRコード決済サービスは必要?

ここまで、QRコード決済の現状について見てきました。これらを踏まえた上で、小規模カフェにQRコード決済サービスが必要かどうか見ていきます。先に答えを言ってしまうと、「店舗による」としか言いようがありません。何故ならサービスの導入をする、しないはお客様の需要が決めるからです。お客様が必要ならば導入し、不必要なら導入する必要はありません。では、導入が必要そうだと考えたオーナーは安易にQRコード決済を導入をしてしまっていいのかを考えます。

 

QRコード決済サービスのデメリット。

QRコード決済サービスには幾つかデメリットがあります。

1.利用手数料(平均3.25%前後)

2.入金タームと手数料

3.サービス停止

 

1.利用手数料

何よりも大きなデメリットは利用手数料です。現在、PayPayとLinePayは期間限定で手数料無料を謳っていますが、その後の有償化も明記されています。何より怖いのが有償化の際の手数料が明記されていない点です。

これを経営者は考えなければいけません。一度QRコード決済をしたお客様は、今後はずっとQRコード決済をするでしょう。決済手数料無料期間中はいいのですが、無料期間が終わってしまうと経営を圧迫する要因となります。また、無料期間が終わったからといって、QRコード決済サービスを停止するのは止めたほうがいいでしょう。

何故ならお客様の満足度が大きく下がるからです。お客様の満足度を下げる要因の1つとして、今まで当たり前に行えてきた事が急に出来なくなる事が挙げられます。ラーメン屋さんが大盛り無料だったのが、急に有料になったら不満ですよね?これはお客様に大きなストレスを与え、満足度は低下し、客離れの要因となります。

 

2.入金タームと入金手数料

現金商売が当たり前の経営者は、QRコード決済を導入する際に、入金タームについても考えなければいけません。QRコード決済を行った後、何日後に入金されるのか。売上が良く、キャッシュが潤沢な経営者は特に気にする必要はないんですが、経営状態が悪い店舗の場合はシビアに考える必要があります。

また、入金の際に手数料がかかるQRコード決済サービスもあるので、どのQRコード決済サービスを導入するかは、お客様の需要だけでなく、手数料の面でも考えなければいけません。

 

3.サービスの停止

現在QRコード決済サービスは乱立している状況です。1番利用されている楽天Payですら1割にも満たないシェアとなっています。どこの企業も赤字を垂れ流してシェア拡大を狙っていますが、この状況が長く続くとは考えられません。近いうちにサービスを停止する企業がでてきます。そうなった時に起きるのが先程挙げたのと同じで、今まで当たり前に行えてきた事が急に出来なくなる事による、お客様の満足度低下です。

 

QRコード決済サービスのメリット。

デメリットを挙げてきましたが、QRコード決済サービス導入のメリットもあります。

1.来店数が増える可能性がある。

2.現金管理コストとリスクがなくなる。

3.インバウンドのお客様の対応。

この3点がよくメリットとして挙げられます。

 

1.来店数が増える可能性がある。

QR決済サービスの提供側が行うサービス(キャッシュバックキャンペーンなど)によって来店数が増える可能性があります。PayPayのキャッシュバックキャンペーンではビックカメラが大きく売上を伸ばしました。また、クーポンの発行やポイントの付与などにより客数の増加が見込めます。

 

2.現金管理コストとリスク。

お金締めの時間、両替金の手数料や準備時間を省く事が出来ます。あとはもしもの時のリスク(強盗など)や従業員による盗難を防ぐ事が出来ます。

 

3.インバウンド(中国)のお客様の対応。

中国人のお客様が多いお店は導入をするべきかもしれません。中国では現金の比率よりも、QRコード決済が主流になっているからです。ただ、QRコード決済ならば何でもいい訳ではありません。AlipayとWeChat Payに対応したQRコード決済サービスを導入しましょう。

 

QRコード決済サービスが何故普及しないのかのまとめ。

QRコード決済サービスが普及しない理由は、オーナー目線で見るとメリットとデメリットを比べた時にデメリットが多いのが現状だからです。
ただ、店舗によってはメリットが上回る場合もあるので、店舗の状況に合わせて導入を検討してみてもいいでしょう。

この記事に添付したデータを参考にすると、楽天Pay、PayPay、LinePayの3社が頭一つ抜けているので、その中から比較するといいと思います。ただ、QRコード決済を利用する人の理由に挙がっている項目やメリットなどは、店舗の工夫で改善できる事もあります。

導入を検討する前に、お客様が何を求めているか、本当QRコード決済でしか解決出来ないのか。これらを是非一度考えてみてください。

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