店内のみならず、店頭では集客ツールとしても活躍するPOPに看板。汎用性の高さから、差込メニュー、日替りPOPとしてどのお店でも必ず一つはある販促ツールと言えるでしょう。手軽につくれて効果がすぐにでやすいことからもお店の売上げアップには欠かせないツールです。

 

そんな定番ツールも、つくりかた・見せ方ひとつで逆効果を招くリスクがあります。今回は店頭で使用される看板等のツールにスポットを当て作成する際の盲点と解決策をお伝えします。

 

店頭ツールに秘められた2つの役割とは?

店頭ツールにはSTOP(足を止める)効果と、GO(後押し)する効果の2種類があります。一般的には「店頭看板」や「店頭ファサード」と呼ばれているため、ひとくくりで解釈してしまいがちですが、その考え方は少々危険です。なぜならSTOP(足を止める)だけの店頭ツールだけでは、GO(後押し)がないため通行人がせっかく興味を持ったとしても入店には至らないからです。逆もしかりです。そもそも興味を持ってない通行人にいくらGO(後押し)しても、通り過ぎてしまうのが関の山だからです。

 

店頭看板の役割

 

STOP(足を止める)の店頭ツールに求められるのは、お店の特徴です。お店の特徴をワンビジュアルとワンコピーで直感的に伝えることが必要とされているのです。この目的を持ったビジュアルが通行人の興味を引くことができるのです。

昨今、文字だけの店頭看板やファサードが流行っています。これらの店頭ツールは、オーナーの想いがダイレクトに語られていることが多く、キャッチーな言葉に変化させることでよりターゲットに届くコミュニケーションツールとして用いられています。

 

<STOP(足止め)の効果例>

スタンドふじ

キャッチーなコピーで店頭集客している繁盛店の魚屋スタンドふじ

 

一方、GO(後押し)の店頭ツールに求められるのはお店の情報です。何がどれくらい食べられるのか?具体的な商品の情報によって興味を持った通行人の背中を後押しすることが目的です。そのため、詳細な情報が多ければ多いほど、入店への説得材料も増えることになります。

 

とはいえ、通行人に対してメリットになる情報が含まれていなければ、STOP(足止め)もGO(後押し)もできません。不毛な情報の羅列はかえって見る人を混乱させ、ネガティブなイメージを与えてしまいます。そこで重要になるのが情報の整理です。

 

集客成功のカギは情報の整理が9割

情報はなんでもかんでもあれば良いという考えはNGです。店頭集客できているお店は、自分たちがウリとする情報を絞り込みんで店頭ツールを作成しているはずです。伝えたい情報を極力絞り込むことで、一瞬でも目を引きつけることができるからです。情報が整理された上でのワンビジュアル・ワンコピーは店頭集客には欠かせない武器となります。

 

ちなみに、今回店頭ツールの作成を行った肉食堂様では、それまで12種類あったビジュアルの露出を1種類にまで減らし、STOP(足止め)させるための店頭看板にしました。ワンビジュアル・ワンコピーで極限にまでお店の強みを絞り込むことで、強いアイキャッチ力を生みだしています。同店のもう一盤面に至っては6種類あったビジュアルを0にしました。ビジュアルとコピーでどちらがより響くのかを検証した上での試みです。だからこそ見た人の足がピタッと止めることができるのです。情報を整理して、余計な情報を省いた看板は確実に人を集客できるのです。

 

ただし、最適な情報を選んだとしても、まだ安心できるとは言えません。

 

【解説】ビフォーアフターで分かるデザインの考え方

店頭ツールの役割を知り、お店の情報整理ができれば、あとはそれを形にするだけです。しかし最後のアウトプットに迷われる方も多いと思います。せっかくなら ”かっこいいビジュアル” を望まれる方も多いかと思いますが、ビジュアルを重視するがあまり、集客効果が薄れてしまっては意味がありません。そこで肉食堂様の店頭事例を元にデザインを作成する上での考え方を解説します。

 

STOP(足止め)デザイン<例1>

12種類あったビジュアルを1種に減らし、STOP(足止め)させるための店頭看板変更

正面入り口は店内からも人の動きがみられるため、中々立ち止まって見ることができません。そのため一瞬でひきつけるデザインに変更。

 

STOP(足止め)デザイン<例2>

ビジュアルは一切省き、文字だけでお店の強みを表現。

精肉店を母体にされていることから、元より高品質のお肉を提供。ただ店頭を見ただけではその価値訴求が弱かったことからあえて情報を絞りこアイキャッチ性を強化

 

GO(後押し)デザイン例

店頭の柱となる箇所には逆にしっかり足を止めて見てもらえるようにメニューを設置しています。

 

まとめ

店頭ツールの役割は2種類あることを理解し、使い分けることがひとつ。更に打ち出す情報はなんでも良いという訳ではなく、情報整理した上でお店の強みを絞り込むことも重要です。最後にデザインはビジュアル重視で考えるのではなく、なぜデザインするのかを意図を考えることが必要でした。これらを心がけるだけでお店の集客はぐっとあがることでしょう。

 

 

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