とある夏の日に飲食店オーナーと丹波焼の聖地を巡った一日。

知りませんでした!大阪から車で90分ほどの距離に50をも超える窯元があっただなんて!

本日の主役は先日の玉家さんリニューアル記事でも紹介させて頂いた丹波焼です。玉家さんのオーナー(丹波夫妻)が心待ちにしていた品物を受け取の日に同行させて頂いた一日を綴ります。喧騒から離れた丹波焼の世界へ皆様をアテンドします。

 

大阪から90分の距離にある丹波笹山市

旧丹波国として古来京都への交通の要として栄えてきた歴史があり、町並みや祭りなどに京文化の影響を色濃く残している。また20世紀以降は市内西部を縦貫するJR福知山線(宝塚線)の複線電化、舞鶴若狭自動車道(開通時は「舞鶴自動車道」)の開通により、大阪や阪神間へのアクセスは良くなっており、宝塚、伊丹へは片道40〜50分、大阪へは1時間程度といった通勤圏となっている。経済的には、県庁所在地の神戸市よりも、舞鶴や福知山をはじめとする北近畿経済圏、さらには大阪経済圏といえる。wikipediaより。

 

日本六古窯の一つ丹波焼

日本六古窯の一つ丹波焼

丹波焼は、瀬戸・常滑・信楽・備前・越前とともに日本六古窯の一つに数えられ、その発祥は平安時代末期から鎌倉時代の初めと言われています。その伝統を活かしたオリジナルの食器・花入などを、丹波焼の里のやきもの通りで、ひとつひとつ手作りで作陶しています。お気軽にお立ち寄り下さい。丹波焼 窯元 市野 悟窯 市野 悟 哲次より。

最初に訪れた窯元さんは「悟窯」さんです。

メニューブックと丹波焼

“1点モノ” をコンセプトにリニューアルを終えられた玉家さんですが、ブックスタンドもまたゼロからつくりだす徹底ぶり。豪華にディスプレイされるメニューブックを思うと嬉しい限りです。

 

看板も丹波焼
悟窯

一目ぼれしたという 「悟窯」の陶器プレートです。

玉家

これにインスピレーションを受けたオーナーは玉家のプレートを発注されたそうです。陶器と聞くとごつごつとしたイメージを勝手に抱いていましたが表面はつるつるに磨きあげられていました。木製や石とは違った優しい印象が特長です。

 

発想次第で自在に形を用途を変える丹波焼

発想次第で自在に形を用途を変える丹波焼

美味しさをつくる要素の一つとして、記憶・物理的と体験によって蓄積された情報が占める割合が多いとされています。また視覚が得る情報はその中でも大きいため食器一つで目で感じる美味しさの力は大きいといえます。

 

 

丹波焼のワインボトル

また考え方によっては陶器の活用の幅もぐんと広がります。ちなみにこちらはワインボトル。コルクのサイズと合せるのが難しかったそうですがよく冷やして夏の日に飲む白ワインはさぞかし美味しいでしょうね♪

 

別々の表情をした調味入れ

丹誠窯

次に訪れたのは「悟窯」さんから車で5分ほどの距離にある「丹誠窯」さんです。こちらでは発注していた調味料入れが丹波夫妻を出迎えました。

別々の表情をした調味入れ

写真からも分かるようにどれとして同じ色をしたものはありません。火元からの距離で色が異なる丹波焼の特徴こそが “1点モノ” のコンセプトにリンクしたそうです。別々の表情をした仕上がりに大変満足されていました。基本は一年に一度しか焼かない「丹誠窯」さんというだけに発注のチャンスは一年に一回だけとなります。

焼くことで2割程縮む性質も加味して大きさを調整されるなど仕込みに余念はありません。チャンスは一回。失敗は許されません。

 

焼きあがったばかりの急須
焼きあがったばかりの急須

 

一点づつサンドペーパーで磨き上げます
一点づつサンドペーパーで磨き上げます

ここから出てくる焼酎はきっと美味しいだろうな~と連想させる蛇口付きの甕
蛇口付きの甕

 

頭上にはいかにも縁起のよさそうなカエルも!!
縁起によさそうなカエルが

この後、外でとてつもなく大きい本物のカエルも見ました。ご利益ありそうです笑

 

 

最後は手びねりにぼたん鍋!?

林造窯

最後に訪れた「林造窯」さんでは手びねりという独自の製作法で焼かれた作品を買い求めることができます。作品の焼き上げは、抹茶茶碗、香炉、香合、徳利、ぐい呑、急須、湯呑、コーヒーカップ&ソーサ、etcなど様々です。

 

手びねり

 

そして、こちらでは秋から冬にかけてぼたん鍋を頂くことができるのです。陶芸家のご主人自ら猟友会として山に入り天然の猪を狩るのだそうです。家屋の中に入らせて頂くと随所にその名残が感じられます。

ぼたん鍋セット

もちろん使用する鍋は自家製。

陶器

 

囲炉裏を囲んでぼたん鍋が振舞われるのだそうですが、この時期は鮎を専ら焼くそうです。

囲炉裏

 

まとめ

今回の旅を終えてみてメニューブックとはまた異なる価値を丹波焼から感じることができました。今回訪れた窯元さんすべてにいえることですが、機械に一切頼らず手作業で行われていたことにあります。私たちが手がけるメニューブックもすべてとはいきませんが人の手が生み出す温かみのある一冊を提供したいと思わせる一日になりました。都心から日帰りできるこの陶芸の里にこの夏いかがでしょうか?きっとあなただけの1点モノが見つかるはずです。

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