裏天王寺アイキャッチ

飲食店を新規出店する上で、「立地選び」はとても重要です。しかし、現地調査に時間を割けられない経営者様も多いのではないでしょうか?そんな多忙な経営者様に代わって代理のエリア取材を企画しました。

旬で、渋くて、通なエリアを、歴史とメニューデザインの観点から紐解きます。

第一弾は大阪天王寺「阪和商店街」です。新と旧。光と闇が交錯するこの街でMEDIYライター(山崎・中尾)が目にしたものとは一体??どうぞご覧ください!

 

今話題の「阪和商店街」とは?

大阪の食通がこぞって通う場所として密かな盛り上がりをみせているエリアが天王寺です。中でも天王寺駅前にある「阪和商店街」は昼夜問わず活気に溢れているはずだったのですが、、、

天王寺阪和商店街エッ、、、と思われた方も多いはずです。お世辞にも活気があるとはとても言えません。ではなぜこの街が話題なのか?まずは街の歴史から紐解いてみましょう。

 

天王寺駅からスグの場所にある「阪和商店街」

 

天王寺阪和商店街

昼と夜との暗さが変わらない阪和商店街

 

天王寺を分かつ “光と影”

裏天王寺の光と影関西のJR駅において大阪駅、京都駅に次ぐ第3位の利用者数を誇るビッグターミナルである天王寺。歴史を紐解けば、聖徳太子が建立した「四天王寺」があり、近年では見事に再開発を遂げた「アベノハルカス」がそびえたつエリアです。そんな劇的な進化を遂げた一方で、影の部分を担っているのが「天王寺駅前阪和商店街」です。

 

「盛り場」はいつも「闇市」から

阪和商店街この「阪和商店街」は全国的にも数を減らしつつある、戦後闇市を起源とする昭和アーケードの商店街です。四天王寺周辺は大阪大空襲で壊滅的な被害を受け、天王寺区の人口も10万人から1万8千人にまで減ってしまいました。辛うじて焼け残った駅の近くに闇市が立ち並び、その後の発展の礎が築かれました。盛り場の影にはいつも闇市の存在があったのでした。

 

時代の名残、「菓子問屋 ワタナベ」

闇市のなごりである阪和商店街戦後にはお菓子問屋として栄えたこの地に、今も残るのが「ワタナベ商店」さんです。この写真だけを切り取って見ればここだけ時計が止まっているように思えます。ノスタルジックの極みともいえる光景がまぶたに焼きつきます。

 

天王寺の裏が新しい、裏天王寺

裏天王寺アベノハルカスを始めとする商業エリアは昼夜問わず光輝くいわば天王寺の ”表の顔” です。光があれば陰がある訳で、「阪和商店街」はすっかりと ”裏の顔” として定着しているようでした。しかしそんな裏の顔にも新たな人の流れが生まれています。これこそが今話題の ”裏天王寺” です。裏の新しい顔ぶれを取材してきました。

 

闇夜に眩しい「すしセンター」

すしセンター『海鮮が安いだけの店』として関西を中心に人気を誇る繁盛店の「スタンドふじ」さんですが、新規出店の立地として射止めをつけたのが「裏天王寺」でした。訪れた日はオープンして間もないこともありましたが、多くの人で店内は賑わっていました。

 

新しさとは若さの象徴のような店

すしセンター先程のうらぶれた商店街が嘘のよう。通りを1,2分進んだだけなのに店内に入れば活気に満ち溢れています。民家をフル改装されている店内は綺麗で清潔感がありますが、活気の源は若いお客さんと店員さんであることに気づきました。

気になる商品についてはまた後程に。

 

昭和臭全快の老舗、「種よし」

種よし一方で「阪和商店街」が「裏天王寺」と呼ばれるずっと前から店を構える「種よし」さんにやってきました。後から店主さんに聞いた話によると、46年前からこの場所にあった同名の居酒屋の屋号と建物を改装して2006年に新たに開店させたのが現在の「種よし」さんであるということでした。

それにしてもこの時代錯誤感ときたらどうでしょうか?先程の「すしセンター」から1,2分の距離で時代は大きく変わります。これこそが本来の”阪和商店街の形”なのかもしれませんが、店頭の癖の強さにただただ圧倒されるMEDIYライターです。

 

故郷から届いた「短冊メニュー」

種よしの店内店頭に貼り巡らされた短冊メニューは店内に入っても勢いとまりません。『お客に選ばす気あります??』と思わず感じてしまう程のメニューが店内中を多い尽くします。その数250種類ともいわれていますが、その中にまじって、都道府県別のご当地メニューを目にすることができます。迷ったときはご贔屓の都道府県で選ぶのが良いかもしれません。

 

新旧で色々比べてみました!

同じ「阪和商店街」というエリアでも新旧と異なる顔ぶれがありました。新顔をすしセンターに、旧友を種よしに見立て、色々比べてみました。まずは店頭看板から「すしセンター」の攻撃です。

 

1回表:すしセンターの店頭演出

お馴染みの『海鮮が安いだけの』を冠にしたコピーと、メニューとだけで構成されているシンプルな店頭看板です。必要最低限の情報に、どんな店で何がいくらで食べれるのかが詰め込まれた店頭演出でした。

 

1回裏:種よしの店頭演出

先程の短冊メニューにも見られたように種よしの店頭演出は真逆です。情報量がとにかく多い店頭でまた異なるものを見つけました。それが写真にある新元号(新年号)予想です。昭和と平成を長きに渡り見続けてきた種よしさんはしっかりと次の時代を見据えていました。様々な形でコミュニケーションをとる人柄がでた演出です。

 

2回表:すしセンター名物「ブルースリー」

すしセンターのブルースリー

すしセンター名物のひとつ「ブルースリー」

こちら「ブルースリー」といいます。メニューだけを見たとき、お酒に合う「ブルーチーズ3種盛り」と予想しましたが大ハズレ。青物の人気3種盛りでございました。予想はハズレましたがこの後おいしく頂きました。

 

2回裏:種よし名物「地獄豆腐」

種よしの地獄豆腐

種よし名物の「地獄豆腐」は辛さが5丁目まで選べます。

対するは名物料理は種よしの「地獄豆腐」です。メニューを見ただけで甘くはないメニューであることは想像できます。緑色の輪切りは青唐辛子で、赤色の粉は一味唐辛子です。地獄確定ですがこの後おいしく頂きました。

 

3回表:すしセンターの名物ドリンク

すしセンターのガイチューハイ今では定番になりつつあるガリチューハイも、すしセンターにかかればちょっと小粋なドリンクに変わります。その理由はこの2つのお通しです!

すしセンターのお通し2種巻き寿司とガリとレモンが添えられたものがお通しです。ガリはそのまま食べてもOKですが、プレーンチューハイに浮かべてガリチューハイにカスタムして呑むことができます。レモンちょい搾で新しいレモンチューハイにも。すし屋の基本に乗っ取った、粋なドリンクでした。

 

3回裏:種よしの名物ドリンク

種よしのお茶漬けチューハイ対する種よしのドリンクはこちら!お茶漬けチューハイ(ホット)です。茶柱のように立っているのは永谷園のお茶漬けの素です。作り方は簡単!お茶漬けの素にホットの焼酎を注ぐだけ。ツーンとしたワサビの香りと出汁の旨みが焼酎と溶け合い一口でベロ酔いしそうな大人のドリンクでした。

 

どちらも、兵ぞろいということで、3番勝負はドローーー!

 

裏天王寺のまとめ

裏天王寺エリア取材まとめ

  1. 関西屈指のビッグターミナル天王寺駅から超チカの立地。
  2. 昭和の色合いを存分に残す商店街。
  3. 新旧ともに共存し元気な飲食店が多い。

「阪和商店街」の魅力をまとめるとこんなところでしょうか。今回は紹介しきれませんでしたが、他にも大阪を代表とする繁盛店もこぞって出店されているエリアでした。街と飲食店は一見関係のないように思えますが、街が飲食店を育み、飲食店が街をつくる、そんな関係性が両者にはあると思います。そのお助けが少しでもできるよう、MEDIYでは飲食店と街の探索をこれからも続けていきます!

 

 

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