今回ご紹介するのは飲食店様からの声を元に生まれたメニューブックメーカー「メニューの力」です。

 

飲食店様の声を元に開発されたメニューブックは、業態用途によって機能とデザイン面でも長けており、店舗のブランディングを担います。今回は数あるラインナップの中から天然の木を使用した「木札メニュー」をご紹介します。

 

飲食店の声から生まれた、ご繁盛プロダクト

飲食店の声から生まれたメニューブック
  • 更新の手間を抑えたメニューが欲しい。
  • お客様が見やすく開きやすいサイズのメニューとは?
  • 業態にマッチする素材のメニューが欲しい。
  • 料理の素材感や品質を伝えたい。

従来のメニューブックは消耗品としての扱われ方が多いため、大量生産される既製品がほとんどでした。それは店内ツールを見渡しても同じでした。そこで「メニューの力」ではセミオーダーメニューを2016年8月より開始ししています。

今回は数あるラインナップの中から、木の持つ温もり、風合いが大衆感を演出する「木札メニュー」をご紹介します。国産材にこだわり、ひとつひとつを手作業で行う木工職人に会いにいってきました。

 

木のふる里、美山で出会った、木と人

MEDIY取材班が訪れた場所は、京都府南丹市にある美山町です。

 

ウッドコンディション
「かやぶきの里」として知られる美山町内には今でも数多くのかやぶき民家が現存しています。「北」集落には50戸のうち39棟がかやぶきの屋根で、伝統的技法による建築物群を含めた歴史的景観の保存度への評価も高く、平成5年(1993年)12月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

日本が抱える森林問題の現状

国土の約7割を森林が占める世界でも有数の森林国家でありながら、木材の8割は外国からの輸入に頼るといういびつな現状になっています。その背景には戦後に国策として始まった拡大造林、や昭和39年以降で開始された木材輸入の自由化が要因です。国産材に比べて安価で大量ロットでの仕入れが可能な外材に流れてしまい、昭和55年頃をピークに国産材の価格は落ち続け日本の林業経営は悪化を辿っています。

国産材に目を向ける若き担い手も

外材に需要を奪われている中、国産材に目を向ける若き担い手も増えているのも確かです。圧倒的な外材に対して、美山町が育んだ国材と向き合う若者の姿がそこにはありました。
美山町の製材所では若者の姿が目立っていました。

美山町の製材所では若者の姿が目立っていました。

 

ウッドコンディション

 

国産材、美山産 3つの特長

外材ではなく国産材によって得られる3つの特長をまとめてみました。

1由良川の源流で育まれる「美山杉」

豊かな緑と、清らかな水の流れで自然美豊かな農山村地域を持つ美山町ですが、由良川の源流にあって、きめ細かに手入れされて育てられている杉山があります。この美山杉は、住宅材として使用されており豪雪にも負けないタフさが特長です。

2機械だけに頼らない、職人の目と手

ウッドコンディション美山町にある製材所においてもいえることですが、機械化の波は戦後から進んできました。しかし、すべての作業を機械に頼ることは今の時代もしてはおりません。なぜなら木も人や動物と同じ生き物だからです。同じ木種でも個性があるため、一本ごとに向き合い、最後は人の目と手で丁寧に断裁・加工が行われているのです。

3木工職人の血が行き届く木

製材所では使用用途に合せて材木の断裁を行います。そこから木工職人の手に渡り、加工が行われます。季節によって木が含む水分量が異なるため木の状態をしっかりと見極められる確かな技術必要とされます。

木と向き合う職人「ウッドコンディション」

ウッドコンディション美山の市街地にある製材所から更に山間に面した場所にある「ウッドコンディション」を目指します。「メニューの力」が販売している「WOODシリーズ」はすべてこの「ウッドコンディション」が手掛ける木材で担っています。今日はウッドコンディション代表であり木工職人の小沢氏に会いにアトリエを訪ねてきました。

 

美山杉を匠に扱う手仕事

ウッドコンディション

ウッドコンディション代表の小沢さん

自宅から目と鼻の先に構えるウッドコンディションの工房では、断裁機から研磨機までと、社名の通り木材のコンディションを整えるための機材が揃っています。小沢氏が持つ長板は先程の製材所で断裁された杉板です。これは後に酒場の顔となる木札の原型でもあります。ここから木札の面付けし適正サイズに断裁を行います。

 

ウッドコンディション一見、綺麗に見える表面ですが、このまま筆を走らせてしまうと墨汁が滲んでしまったり、毛筆が途中でつかえてしまいます。木札専用の仕上げ加工を断裁と合わせて行っていきます。

 

人の手だからできる寸分の狂いの無い断裁

ウッドコンディション

小沢さん

木は生きているので水分量の違いで同じ種類のものでもフラットなものもあれば、反ったものもあります。まとめて断裁すれば時間は短縮されますがどうしても微妙な差が出てしまうので一枚ごとサイズを測って断裁しています。

ウッドコンディション時間はかかりますがひとつひとつ手仕事することで、木の繊細な風合いを損ねることなく再現できるのです。

木の表情を綺麗に豊かにする研磨作業

ウッドコンディション
小沢さん

専用のサンドペーパーが仕込まれている研磨機に通して最後の仕上げを行います。

 

ウッドコンディション機械に通された木は研磨する前の表面と比べてイキイキとした瑞々しさをたたえています。ここまできてやっと筆文字の通りがよく、艶やかな筆文字が映える木札として出荷されるのです。

 

一枚一枚焼きあげる、本物の「焼杉」

ウッドコンディション

小沢さん
こちらも一枚ごと専用のバーナーで焼目をつけていきます。まとめて行うとどうしても焼ムラが出てしまうのでそうなってしまうと仕上がりは美しくありません。木の状態を推し量ってベストな状態に仕上げるのが私達職人

 

最後に

左:メニューデザイン研究所 アートディレクター中尾 右:ウッドコンディション 代表小沢氏

左:メニューデザイン研究所 アートディレクター中尾 右:ウッドコンディション 代表小沢氏

 

今回は「メニューの力」から「WOODシリーズ」のルーツをご紹介しました。日本の林業事情依然として厳しい状況下にありますが、自然に逆らわず、直向に木と向き合う木工職人の姿が美山町にはありました。飲食業界でも人材不足の影響で機械化の波は進んでいますが、人の血が通ったモノは人に安心感を与え、来店されたお客様への体験価値向上を促す何にも変えがたいツールであることを改めて感じることができました。

私達メニューデザイン研究所は職人の血の通った木材を受け取り、飲食店の想いを代弁して書家が筆をしたためます。私達がつくるもの、それは「お品書き」ではなく「想い書き」です。血の通った「想い書き」を私達はこれからもデザインし続けます。

 

 

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